長崎地検は、一昨年、太陽光発電事業を巡って、事業を計画していた会社に事業を進める見返りに金を要求をしたなどとして、南島原市の市議会議員下田利春被告(69)を20日、収賄と恐喝未遂の罪で起訴した。
起訴状などによると、下田議員は一昨年5月、南島原市で太陽光発電事業を計画していた東京の電力販売会社に対して、事業を進める見返りに議員自らの土地に防災用の調整池を作り、賃料として6千万円を先払いするよう求めたなどとして、収賄の罪に問われている。また、要求に応じなければ「事業計画を潰す」などと脅したとして、恐喝未遂の罪にも問われている。
検察は11月20日、下田議員を起訴した。