東芝が実施していた半導体製造装置会社ニューフレアテクノロジーへの株式公開買い付け(TOB)期間が16日終了した。動向が注目されていた東芝機械が応募したことを受けて、東芝のTOBが成立する見通しとなった。東芝は17日にも結果を発表する。
ニューフレアを巡っては、光学機器大手HOYAもTOBをする方針を表明し、争奪戦になる可能性があったが、東芝に売り飛ばされた東芝機械の応募で流れが決まった。
HOYAは16日、「対応を検討している。ニューフレアに限らず、半導体関連の企業との協業を追求していく」と述べた。
ニューフレアは、東芝の子会社が株式の52.4%を握る上場子会社で東芝メモリの価格が上昇しなかった場合は、売却予定だった。
東芝デバイス&ストレージは、東芝の子会社で、HDD、ストレージ、LSI等のデバイス事業会社、東芝が売却した東芝メモリ(現キオクシア)のメモリ事業部門を除いた半導体等事業部門を担当している。
・世界首位の技術を持っている企業は強い。