アイコン 新コロナウイルス スマホ画面で最大9日間生息 培養シャーレ似

Posted:[ 2020年3月28日 ]



人前でスマホを見る人が多いが、近隣に新コロナウイルス感染を自ら感知していない感染者がいた場合、その人の息がスマホに届いた場合、スマホのディスプレーなどに、新コロナウイルスが最大9日間生息し、感染する可能性があると指摘されている。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を引き起こすウイルスが、スマートフォンの液晶の表面で最大9日日間生存できるという研究結果が出た。
これにより、大勢の人が使用しているスマホが潜在的な感染ルートになりかねない、という懸念が強まっている。

英国日刊紙『デーリー・メール』は今月3日、「人から人への感染についての認識は十分に共有されたが、スマホのディスプレイ画面を通した感染の可能性について心配する人は多くない」として、このような内容を報じた。



同紙は、ドイツの感染学の専門教授4人が国際学術誌に最近寄稿した論文を引用し、「携帯電話のディスプレーを作る際によく用いられるプラスチック、ガラスといったものの表面で、ウイルスは最大9日間生存できる」と伝えた。

市場調査機関Dscoutの調査の結果、現代人はスマホを一日平均2600回手に持ち、およそ76回使用しているという。
接触頻度が非常に多いだけに、ウイルスが付く確率も高い、というのが専門家らの意見。

英国サウサンプトン大学のウィリアム・キービル環境保健学教授は「手を洗っても、またスマホのディスプレーに触れ、その手を顔に当てたら感染の潜在的ルートになりそうだ」と語った。
また、カナダのウォータールー大学のピーター・ホール教授は、スマホのディスプレーは「培養皿」と似たようなものだとして、液晶を一日に二度拭くよう奨めた。

iPhoneのアップル社は、スマホをきちんと拭くためリントフリーの布に石鹸水を付けて拭くことを奨めたが、専門家らは、それよりもアルコールを染ませた脱脂綿を使用するのがよいやり方だと説明している。
 研究陣は「62~71%のエタノールと0.5%のオキシドールまたは0.1%の次亜塩素酸ナトリウムで、1分以内に効率よくウイルスを非活性化することができる」と述べている。
以上、報道参照

大分市の国立病院での24人に及ぶ集団感染、医療関係者が触れるカルテも感染源の一つと見られている(クラスとー対策班見解)。

くしゃみの場合、米MITの研究報告によると、これまでせいぜい数メートルと考えられていた飛散距離が、最大で1キロメートル先まで届くという。いろいろな条件次第だろうが、少なくても数メートルは、濃い粒子が飛散していることには間違いない。
もしも感染者だったら、その飛散・飛沫粒子の中に新コロナウイルスがうじゃうじゃいることになる。そして見えないほどの極小の飛沫がスマホに付着していることになる。

無発症感染者も多く検査しなければ誰が感染しているかわからない新コロナウイルス感染症、そうしたことからも外出の際のマスクは絶対の必需品。手洗いとうがい、消毒、手を目口鼻に持って行かない努力。意識することで回数は減る。
学生の1時間当たりの顔への手の接触回数は、平均23回(範囲4〜153回)で、平均接触時間は口が2秒(範囲1〜12秒)、鼻が1秒(範囲1〜10秒),目が1秒(範囲1〜5秒)という実験データもある。

爆発的感染が危惧されている東京の新感染者の多くが感染経路不明者(帰国者や新感染者との濃厚接触者は除く)。
日本政府は、新コロナ感染症特有の倦怠感があっても熱が4日以上続かなければ検査しない世界でも唯一の珍しい国。
それでは感染者の場合、熱が出たときに発症しており、検査する前に多くの人たちに感染させている可能性が高い。しかし、感染しても無発症者も多く、そうした人も感染力を持つことから、不気味な新コロナウイルスが解き放されていると言わざるを得ない。

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