アイコン 今年も中国で洪水始まる 死者+不明者200人

Posted:[ 2024年4月23日 ]

中国南部広東省の大部分の地域は18日以降豪雨に見舞われ、局地的に集中豪雨が降った。その影響を受け、北江など多くの河川では、水位が水防警報発令基準を超え、山津波や地質災害が多発し、一部の町では冠水が発生。これまでに200人あまりの死者・行方不明者が出ており、住宅や田畑の浸水も深刻となっている。

これを受け、国家洪水干ばつ防止総指揮部弁公室(国家防総)と応急管理部は21日、洪水防止ビデオ会議を開き、中国気象局、水利部、自然資源部、住宅都市・農村建設部と協議し、「広東」、「広西」、「江西」、「福建」、「浙江」など5の省・自治区の関係部門と消防救援総隊を動員し、現在の洪水防止・救援活動を手配した。

気象、水文部門の予測によると、江南(江蘇省南部から浙江省、江西省北部)、華南(広東、広西など)では強い雨が続き、西江の中下流の本流や、その支流である柳江、桂江、賀江、北江の本流と一部の支流は引き続き水位が上昇し、北江では特に大規模な洪水が発生する可能性がある。



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「国家洪水干ばつ防止応急対策案」及び関連規定に基づき、国家防総は21日正午、広東省に対する洪水防止4級緊急対応を3級に引き上げることを決定している。
 国家防総はすでに、堤防巡視調査の技術装備を広東省に輸送し、北江の堤防のパトロールと防御を支援し、洪水防止・災害救援の物資を備え、緊急排水チームを組織して地元を支援する準備を整えている。
以上、中国国際ラジオ放送局CRI。

中国ではモンスーンの時期に毎年どこかで深刻な洪水が発生している。長江上流や江湖、黄河の上流・中流域(河北・山西省)など。また、広東省などでは南シナ海の湿った暖かい大気が流れ込み豪雨をもたらし、東シナ海沿いを北上し、九州・日本へ至る超長な梅雨前線を形成するケースもある。

広西・雲南省では、チベット高原から大気の流れに南シナ海の湿った大気がぶつかり豪雨をもたらしているが、その西側では雨水は長江上流に流れ込み、長江水域でも洪水をもたらしている。毎年モンスーンの4~6月までは中国ではどっかで洪水が発生している。

中国は開発を進めれば進めるほどに自然破壊を伴い、自然保水力をなくし、洪水の発生確率を高め続けている。
中国にも自然の神様がいっぱいいたはずだが、そうした神様を中国現代文明が殺し続けてきた反動が洪水をもたらしているのかもしれない。
同じことは開発ありきの日本にも言えそうだ。


 

 


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