2017年3月から韓国を直撃した中国の「限韓令」、韓国のTHAAD配備に対するものであるが、すべての制裁は、韓国向けには直接的な停止・禁止命令は一つもなく、ボッタくりや衛生面など御託を並べて禁止した。ただ、中国政府は一党独裁の共産党政権らしく国内向けには関係機関に対して限韓令を厳しく執行させた。
中国煙台とソウル間は480キロしか離れていない。煙台の奥の山東半島には日本や韓国を狙うミサイルサイトがある。米軍は海抜680メートルの星州ゴルフ場跡地にTHADDを配備、付随したレーダーは1000キロをカバーするとされ、その脅威に中国が恐れ、限韓令を執ったもの。
北朝鮮の金正恩、核実験とミサイル発射実験を繰り返し、韓国を脅迫し続ける。
北朝鮮は16年1月と9月、17年9月に核実験を実施
2016年8月、オバマ×朴槿恵首脳会談・・・THAAD配備決定
ロッテゴルフ場を国が強制買収しTHAAD基地にすることを決定
2016年11月、中国ロッテ百貨店、ロッテマートのほとんどがイチャモン付けられ営業停止に追い込まれる。(120店舗中100店舗以上営業停止)
2016年12月、朴槿恵大統領、弾劾失脚
2017年1月、トランプ政権誕生
2017年3月、5月THAAD配備を決定、中国では韓国企業製自動車など不買運動、2016年179万台の販売がその後50万台以下に減少
2017年5月、韓国左派政権誕生
ロッテの中国の商業施設、再開の認可降りず、瀋陽市で一部完成の60階建の複合施設の事業、開発中の成都の複合施設も事業を停止させられ、ロッテは1年以上経過後、すべてを中国企業に格安で売却処理した。
参考に、韓国THAAD配備、「限韓令」の内容と経過
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★限韓令、
あらゆる文化交流停止、
K-POPP公演全面中止、
韓国製ゲーム配信禁止
韓流映画・韓流ドラマの放映全面禁止
広告TVも屋外看板の韓国に関係するものは一切停止、野立看板や電飾看板撤去
★観光制裁
中国経由のクルーズ船韓国寄港停止
ツアー客用の韓国のチャーター機の中国空港着陸不許可
旅行社、韓国行きツアー営業を停止
2017年10月、韓国政府は中国政府に対して「3不の誓い」である①「アメリカのミサイル防衛(MD)システムに参加しない」、②「THAADミサイルを追加配備しない」、③「韓米同盟を韓米日三国同盟にしない」を表明して制裁解除を願ったが、上げ足の材料にされ、制裁は解除されなかった。
2017年12月、韓国大統領中国へ国賓訪問、冷遇され、韓国民激怒
2018年1月初め、北朝鮮、平昌冬季五輪参加表明で雪解け
中韓のその後、
文化・歴史で両国民がネット戦争 キムチ戦争、韓服戦争・・・
2022年11月、中国側は一部、韓国製動画の配信や韓流映画を認可した。
2023年8月、韓国行きの団体旅行を解禁したが、昔のようには戻っていない。
韓国の2017年5月~2022年5月まで左派政権はトランプ政権に対して不遜な態度を取り、中国を喜ばせたが、中国は限韓令の手綱を僅かに緩めたものの、現在に至るまでほとんど、停止したままとなっている。
ただ、韓国では今年6月、左派政権が誕生し、中国側も限韓令の手綱を緩める動きにあった。
今回の件で韓国では、中国人の日本旅行客が韓国へ流れてくると大喜びしている。
だが、2017年の「3不の誓い」は前保守政権が反故にしており、現大統領が左派ながらどっち向いているのかわからず、中国側も対応に苦慮していると思われる。そうした中で・・・。
貿易面では、長年、部品部材を韓国が製造し、中国へ輸出して製品化されるパターンが続いたが、新コロナを契機として、また「中国製造2025」の国策に基づき、中国で部品部材の内製化が進み、韓国からの輸出額は大きく減少傾向にある。韓国15大業種のうちまだ韓国が中国より優位に立っているのは数えるほどしか残っていない。