アイコン 2010年分譲マンション販売ランキング  上位の寡占化強まる

不動産経済研究所が2010年の分譲マンション販売戸数ランキングを次の通り発表した。

(1)2010年の事業主別供給戸数のトップは5,307戸を発売した大京である。全国トップとなるのは3年連続のことである。
次いで三井不動産レジデンシャル、3位には野村不動産、4位に住友不動産、5位には藤和不動産が入った。
(2)前年にはなかった5,000戸以上の供給が3社と、上位社が大きく伸ばしている。上位20社の合計は4万7,365戸(全国シェア55 9%)で2009年の3万9 266戸(同49 3%)と比較して8,099戸(20.6%)上回り、シェアも6.6ポイント増大しており、上位寡占が一層強まっている。
(3)上位20社のうち戸数を減らしたのは藤和不動産、三菱地所、コスモスイニシア、あなぶき興産の4社のみであった。16 社は戸数を伸ばしており、1,000戸以上増やした企業が4社に上っている。最も戸数を増やしたのは野村不動産の2,432戸増、次いで三井不動産レジデンシャル2,035戸増で、この2社は2,000戸台の伸びとなっている。
(4)東レ建設が1986年以来のベスト20返り咲きをしている。近畿圏中心のプレサンスコーポレーション、近鉄不動産、東レ建設、地方圏主体のあなぶき興産以外はすべて首都圏中心の事業展開を行っており、中でも三菱地所と有楽土地は90%以上が首都圏となっている。
 

2010年分譲マンション販売ランキング
 
2010年
2009年
 
会社名
供給戸数
会社名
供給戸数
1
大京
5,307
大京
4,091
2
三井不動産レジデンシャル
5,037
住友不動産
3,959
3
野村不動産
5,036
藤和不動産
3,587
4
住友不動産
4,727
三井不動産レジデンシャル
3,002
5
 藤和不動産
3,380
穴吹工務店
2,678
6
大和ハウス工業
2,411
野村不動産
2,604
7
三菱地所
2,044
コスモスイニシア
2,407
8
オリックス不動産
2,042
三菱地所
2,188
9
東急不動産 
1,877
大和ハウス工業
2,076
10
東京建物
1,744
あなぶき興産
1,523
11
プレサンスコーポレーション(大阪)
1,708
名鉄不動産
1,391
12
 近鉄不動産
1,582
東京建物
1,349
13
コスモスイニシア
1,549
東急不動産
1,312
14
名鉄不動産
1,513
伊藤忠都市開発
1,181
15
タカラレーベン
1,422
近鉄不動産
1,067
16
あなぶき興産
1,386
ゴールドクレスト
1,042
17
伊藤忠都市開発
1,211
マリモ
1,005
18
ナイス
1,166
積水ハウス
958
19
有楽土地
1,131
ナイス
947
20
東レ建設
1,092
エヌ・ティ・ティ都市開発
901

 
 
[ 2011年2月24日 ]
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