アイコン 火を吹くEU 今度はキプロス ギリシャ・イタリア・アイルランド・スペイン

ギリシャの債権国であるキプロスは、ギリシャ破綻で大量の不良債権が発生、債権を有する銀行の経営破綻を回避するため、キプロス政府は資金支援する必要が生じているが、支援する資金がなく、欧州連合に支援を求めていることが報じられている。
キプロスの中央銀行総裁は、危機に瀕している国内第2位の銀行に対して、18億ユーロ(約1800億円)の支援増資が必要としている。

金融機関の破綻は、企業の破綻を誘発し、国の財政を悪化させる。ギリシャに対するEU加盟国の債権銀行は、ギリシャに対する債務カットで窮地に陥っている銀行もあり、既に支援を受けている銀行もある。国が支援できなかった場合、銀行は企業を巻き込み、国も破綻することになる負のスパイラル現象が、EU諸国に渦巻いている。

 アメリカで発生したハゲタカバブルの崩壊の影響は、今なお欧州を覆っており、世界経済の火薬庫に化かしている。

[ 2012年6月 5日 ]
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