アイコン 竹中工務店/12月決算 営業利益赤字

同社は、12月決算である。部門別業績については次のとおりとしている。

1、 建設事業は、民間建設投資の低迷による熾烈な受注競争が続く中において、売上高は前期比1.2%増の9,213億円余、営業損失は▲116億円余(前期は32億円の営業利益)となった。

単体においては、売上高は▲3.7%減の7,598億円余となった。
 
2、 開発事業は、国内大都市圏を中心に賃料相場の下落幅は縮小傾向にあるものの、依然として不動産市場の低迷が続く中、売上高は前連結会計年度比29.2%増の424億円余、営業利益は42.6%増の83億円余となった。
単体においては、売上高は前期比30.7%増の285億円余となった。
 
3、 その他事業は、主として不動産管理業務を展開しており、売上高は前期比2.8%増の389億円余、営業利益は▲5.5%減の18億円余となった。
 営業赤字は工事採算悪化に伴う赤字である。
 
竹中工務店 連結業績推移
連結/百万円
売上高
営業利益
経常利益
当期利益
08年12月期
1,297,836
23,428
25,519
8,183
09年12月期
1,175,915
14,792
18,408
11,845
10年12月期
1,055,498
21,884
22,632
5,354
11年12月期
976,612
11,106
10,962
2,273
12年12月期
998,381
-1,369
12,595
6,122
前期比
102.23%
 
114.90%
269.34%
13年12月期予想
未公表
 
 
 
13年期予/12年期比
 
 
 
 
12年12月期
総資産
純資産
自己資本
純資産率
 
977,735
350,884
 
35.8%
 
2012年12月期における受注状況(前期比較)
/百万円
平成23年12月期
平成24年12月期
増減率
土木工事
21,625
24,156
11.7%
建築工事
703,468
723,729
2.9%
725,093
747,885
3.1%
開発事業
29,512
22,929
-22.3%
合計
754,605
770,814
2.1%
2011年と2012年12月期末受注繰越高(残高)
/百万円
平成23年12月期
平成24年12月期
増減率
土木工事
20,182
21,225
5.2%
建築工事
654,842
641,853
-2.0%
675,024
663,078
-1.8%
開発事業
 
 
 
合計
675,024
663,078
-1.8%
 
<12月末の主な手持工事>
新ドーハ国際空港運営委員会/ドーハ国際空港エミリターミナル
エヌ・ティ・ティ都市開発㈱・大阪駅北地区開発特定目的会社ほか/(仮)大阪駅北地区先行開発区域プロジェクトBブロック新築工事
飯野海運㈱/飯野ビルディング新築工事
近畿日本鉄道㈱/阿部野橋ターミナル整備事業のうちタワー館建設(建築その1)工事
日本郵便㈱・名工建設㈱/名駅一丁目計画(仮称)新築工事
[ 2013年5月22日 ]
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