アイコン エイベックス/野外ライブの落雷死亡事故 賠償の訴え受ける

昨年8月、大阪市の野外コンサートの会場で起きた落雷事故で、亡くなった女性の両親が、「安全な場所に避難させていれば事故は防げた」などとして、コンサートを主催したエイベックスに対して、8000万円あまりの賠償を求める訴えを起こした。
昨年8月、大阪市東住吉区の長居公園で起きた落雷事故では、野外コンサートに来ていた福岡県北九州市の会社員岩永牧子さん(22)と友人の女性の2人が死亡、8人が軽いけがをした。

この事故で、岩永さんの両親が、「落雷の危険性は予測できたはずで、安全な場所に避難させていれば事故は防げた」などとして、コンサートを主催したコンサート運営会社「エイベックス・ライヴ・クリエイティブ」と大阪市北区の「キョードー大阪」に対し8000万円あまりの賠償を求める訴えを大阪地方裁判所に起こした。
父親の岩永浩美さん(51)は、「娘の携帯電話には、事故の前に、列に並ぶ写真が残っており、主催者の誘導に従っていたはずだ。事実を知るには、裁判しかなかった」と訴えているという。

<当時の報道>
大阪府警は(2012年8月)19日、18日の大阪市東住吉区の長居公園で、雷に打たれた22歳の女性が死亡したと発表。これで、長居公園のコンサートで起こった落雷による死者は2人となった。
18日、長居公園の陸上競技場では『a-nation(エイ・ネーション)』という野外コンサートが予定されていて、公園内は、この参加者であふれていた。
「警報が出ている中、野外イベントを中止にしなかったのは、なぜか?」
(野外イベントは、「雨天決行、荒天中止」の予定)
「雷の落ちる危険性が十分考えられる状況。安全な建物内に誘導しなかったのは、なぜか?」
(雷が落ちたのは、地下鉄御堂筋線『長居駅』から、長居公園に入って、すぐのところ)
(長居公園入り口で、誘導や案内が行われていなければならないところ)
危機管理の専門家や、警備の専門家からは、そういう疑問が。
イベントの管理体制、さらに警備体制や配置、誘導が適正であったかどうかが、問われることに。

a-nation(エイ・ネーション)は、エイベックスグループが開催する夏の野外ライブツアー、2002年から毎年開催している。

<2012長居公園の陸上競技場a-nation>
《2012年8/18出演アーティスト》
Every Little Thing
EXILE
girl next door
mihimaru GT
三代目 J Soul Brothers
ソナーポケット
SOPHIA

 当時、長居公園にゲリラ豪雨が落雷とともに襲った。訴えられたということは主催者側のエイベックスは100%過失責任を認めていないということ。今回の裁判は、主催者側の完全管理を問う重要な裁判となろう。

[ 2013年7月31日 ]
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