アイコン 覇権主義国家「中国」の南シナ海全域領有宣言にフィリピン反発

必要なら漁船を海軍で護衛と
フィリピンのガズミン国防相は16日、南シナ海の領有権で対立する中国が導入した同海域の漁業操業規制に従わない方針を示し、必要なら海軍が自国の漁船を護衛すると述べた。
中国は、今年初めから、外国漁船が、南シナ海の中国沿岸から南沙諸島・ブルネイ沖に至る広範囲にわたる海域での漁業規制に乗り出し、同域での漁業者に対して許可を義務付けると宣言した。
ガズミン国防相は記者団に「かれらのルールに従うつもりはない。なぜ、他国に許可を求めなければならないのか。かれらは、われわれの漁場を所有しているわけではない」と発言。必要なら海軍が漁船を護衛する方針を示した。

経過、
南沙諸島は無人島の島々だが、中国が中国領だと軍事力で制圧している。これまで地理的に一番近いフィリピンが、その殆どの領域海域で漁業などしてきたが、中国は軍船とともに千隻の大漁船団を動員して、南沙諸島の殆どの地域からフィリピンを追い出した。

しかし、フィリピンがまだ確保している地に対しても、中国側が軍事圧力をかけ、フィリピン軍と衝突寸前のところ、米国がフィリピンを支援して中国側を牽制。そのため、中国軍の動きは現在のところ止まっていた。

ところが、11月23日、日本が尖閣含む東シナ海の日本領域(日中中間線まで)に防空識別圏を設定している域に、中国が防空識別圏を一方的に重複する形で設定した。

日本が猛反対する中、アメリカの外交アホのオバマが、副大統領まで中国に派遣したものの沈黙、暗に認めたことから、中国は調子に乗り、ドミノ的領域拡大政策に入っている。本年に入り、一方的に、南シナ海全域での漁業を、中国側の許可制とし、南シナ海全域を実質領有宣言した。
これに対して、海域関係各国は反発、今回フィリピンの国防相が具体的に反発したもの。
  中国は、今回領有宣言した南シナ海から近距離のマラッカ海峡を通過すれば、すでにミャンマー、スリランカ・パキスタンに海軍基地を有している。

以上。

<一貫性のないアメリカオバマ外交>
外交アホのオバマは、9・11の宿敵に対しても、シリア内戦ではアルカイダが反政府軍として活動していることから武器供与支援している。その銃がいつかオバマ=アメリカ人に対して向けられることになる。
こんなことから、シリア内戦では本来はアサド政権に対して批判的であるはずのシリアで大多数を占めるスンニ派の国民の7割が、シーア派のイランと関係が深いアサド(アラウィー派、妻はスンニ派)政権を認めている数々の世論調査となって現れている。
欧米・トルコ・イスラエル・サウジ(スンニ派が主)・カタール(スンニ派8割)は反政府勢力支援、
イラン(シーア派)・ロシア・クエート(スンニ派7割)・UAE(スンニ派8割)はアサド政権支援。

アメリカはイラクに進駐、街を破壊しつくし、ごちゃごちゃにして撤退した。
イラクの政権は、アメリカが支援しているシーア派政権、一方、イラク少数派のスンニ派がアルカイダと結び付き反政府勢力を構成、まだ、米軍が撤退に伴い実質米国が雇用している外人部隊の傭兵たちにより、かろうじて政権が維持されている。
しかし、隣国シリアが内戦状態となりイラクも混沌としてきている。イラク北部とトルコ北部にはクルド族が構えている。
アメリカは、武器の生産回転が欲しい軍需産業の要請により戦争しているのだろうか。自国の利益のためにというが・・・、まったく自国の利益となっていない。
 

[ 2014年1月17日 ]
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