東京市場 一時530円暴落で1万5千円割り込む 米金融緩和さらに縮小
30日の東京株式市場は大幅反落している。日経平均株価の午前終値は、前日比511円53銭安の1万4872円38銭。全面安のなか、一時下げ幅は取引時間中としては今年最大となる530円まで広がった。(最安値は14853円83銭)
前日29日は、403円高と大幅反発したが、これを上回る下げ幅で帳消しになった。前日終値で回復したばかりの1万5000円を通り越して、1万4800円台まで値下がりした。安値の1万4853円は、昨年11月14日以来、2ヶ月半ぶりの安値水準に戻った。
米連邦準備制度理事会(FRB)が量的金融緩和を2月からさらに縮小すると決めたことが嫌気され、29日のダウ工業株30種平均が▲189ドル安となるなど、欧米主要株式市場が軒並み下落した影響を受けたもの。アジア市場も一部を除いて反落している。
また円相場も再び1ドル=102円台前半で値上がりしていることも投資家から嫌気され、マイナス要素が集中している。昨日対ドル103円台であった円が、今日は買われ102.26円前後で推移している。
通常 : 米国の金融引き締め⇒ドル金利上昇⇒海外のドル米国へ帰還(ドル買)⇒円安
1、今回 : 米国の金融引き締め⇒ドル金利上昇⇒新興国のリスクドル引き上げ(ドル買い) ⇒新興国の為替不安(新興国為替が過度に下落)⇒(リスク分散で円買い)円高
2、今回+米国の景気 : 金融引き締め⇒米景気悪⇒株価下落⇒各国株価下落
世界3大マーケットの欧州経済はリーマンショックから底打ちはしたもののヨチヨチ歩き、中国経済は一進一退で、シャドーバング問題、バブル崩壊リスクを抱え、頼りの米国経済はドル垂れ流し政策から引き締め政策に転換したことで、景気回復が持続するのか不安視されている。
ここにきて、ドル引き締めによる影響は、世界の新興国の為替リスクとなって現出しており、米国の金融問題だけではなくなっている。アルゼンチン・トルコ・ブラジル・・・
なお、13時10分現在400円前後安まで戻して取引されている。
本日は、理研による新万能細胞「STAP幹細胞」発見の発表で実験用マウスの新日本化学、細胞シートのセルシードなどが買われている。ただ、理研グリーンが直接関係ないのに理研の名がついていることからか買われている。面白すぎる。
日付
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始値
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高値
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安値
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終値
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値動き
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2014/1/30午前
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15,112.70
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15,112.70
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14,853.83
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14,872.38
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-511.53
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2014年1月29日
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15,164.34
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15,383.91
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15,159.92
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15,383.91
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403.75
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2014年1月28日
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15,038.64
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15,088.12
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14,952.83
|
14,980.16
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-25.57
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2014年1月27日
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15,091.45
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15,109.68
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14,933.55
|
15,005.73
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-385.83
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2014年1月24日
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15,473.57
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15,485.02
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15,288.32
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15,391.56
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-304.33
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2014年1月23日
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15,900.63
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15,958.58
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15,690.45
|
15,695.89
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-125.07
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2014年1月22日
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15,749.01
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15,870.53
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15,631.41
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15,820.96
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25.00
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2014年1月21日
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15,710.89
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15,894.68
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15,705.84
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15,795.96
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