アイコン コケにした「日本旅行の美しい景観と幻」論に中国学者が反論

環球時報は5月、「日本旅行の美しい景観と幻」と題する記事を掲載した。記事は 中国人が日本旅行に熱心になっていることに首を傾げ、日本の自然景観や食べ物には特筆すべきものもなく、買われているものの多くが「メイド・イン・チャイ ナ」であるとし、「訪日客は確かに一部の美しい景色を目にしているが、それよりも幻の方が多い」と論じた。記事は、斬新な視点と観点で話題となった。

筆者は日本を研究する学者、一般的な観光客としての立場から、意見を述べようと思う。

日本の自然景観は確かにずば抜けて美しいわけではなく、和食も中国料理と比べるとシンプルさが目立つ。
しかし、日本を訪れたことのある中国人客ならば、日本旅行を良かったとしており、実際の体験により好感度を高めている。これは異論の余地がない事実だ。
日本人は、ありふれた景色を魅力的な観光スポットにし、評判を維持できる。これは決して「幻」によって説明できるものではなく、その裏側には中国人がよく考えるべき点がある。

旅行には、美しい景色を満喫し、見聞を広め、サービスを楽しみ、リラックスするといった多くの目的がある。
旅行の質を評価する場合も、総合的に考える必要がある。世界的に見ても、日本旅行は高得点を記録できる。個人的な感情を差し引けば、これを否定できないだろう。
 
中国人にとっての日本旅行には、より特別な意義がある。日本を訪れた中国人ならば、日本の清潔で整った街道、丁寧で周到なマニュアル化されたサービス、良好な社会の秩序などが印象に残るだろう。これらはみな、中国に不足しているものだ。
日本で汚く乱れた衛生の死角を目にすることは稀であり、信号無視をしたり、大騒ぎをする人が少ない。

日本人はマナーを非常に重視し、車を運転する際も規則を順守する。
中国が直面している環境汚染、資源不足、食品衛生などの難題は、日本ではほぼ解消されている。
日本の道路を走る車の多くは小排気量の車で、40平方メートルの2DKの住宅も整理整頓されている。
日本旅行を終えてから中国を見ると、何かを感じやすい。我々は謙虚に日本に学ぶべきだ。
 日本人はどのような些細な点であっても注意する。これは日本旅行が高い評価を維持している理由だ。
例えば、日本の一般人は西洋人と同じく冷水を飲むが、旅館は中国人客の習慣に合わせお湯を準備している。
本文は、中日関係における歴史や領土などの問題については触れず、日本旅行のみを取り上げた。日本旅行を悪く言うのは、客観的ではない。条件さえあれば、中国人はやはり日本を訪れるべきだろう。
(筆者:周永生外交学院日本研究センター副主任/外交学院は中華人民共和国外交部に所属する唯一の大学)
以上、中国東北サイト参照

中国には、こうした人たちもいっぱいいる。やはり戦いに備えるより、友好を育てるべきだろう。友好に戦いはない。
 10年前には、日本からも多くの観光客が訪れていた。やはり目を見張る観光地はいくらでもある神秘的な国だ。しかし、今日では、大気や河川・湖沼の汚染問題は深刻で、食事も街中では食べられない先入観が漂ってしまう。白黒猫論も野放図に展開させすぎたことから人を人として省みない守銭奴をあまりにも多く生み出したようだ。昔はそうではなかったはずだ。

[ 2015年6月17日 ]
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