ロッテ 長男が27日クーデター敢行 失敗か? 今後の武雄氏の言動注目 子会社一覧
ロッテグループは、武雄氏(韓国名・辛格浩)が1948年に日本で創業、チューインガムとチョコレートで一斉を風靡して財をなし、67年に韓国に進出。かつては武雄氏のもとで、長男の宏之氏(辛東主)が日本を、次男の昭夫氏(辛東彬)が韓国を担当してきた。
しかし、長男の宏之氏(61)は武雄氏の逆鱗に触れ1月に取締役を解任された。
日本にある非上場のロッテHDは7月15日、武雄氏の次男で取締役副会長の昭夫氏(60)に代表権を与えると決定した。
また、ロッテHDは28日、創業者の重光武雄会長(92)が代表権を返上し、取締役名誉会長に就くと発表した。1948年の創業以来、武雄氏の代表権が外れるのは初めて。
<7.27クーデター>
そうした中、27日午前、92歳の高齢の武雄氏が親族5人と一緒にチャーター便で訪日。格浩氏は車いすに頼るほど足腰が弱っており、言語駆使能力にも支障があるとされる。
日本に連れて行かれた武雄氏が、HD本社で役員7人のうち武雄氏を除く、次男の昭夫氏ら6人を解任すると発言したという。
訪日は長男の東主氏が手引きしたとされ、執務室のあるロッテホテルをはじめ韓国ロッテグループの関係者も全く知らなかったという。
これに対し、次男の昭夫氏が率いるロッテHDは、28日ただちに開催した臨時取締役会で、武雄氏の発言は正式な手続きを経ていないため効力がないことを確認した。
以上、日本と韓国の報道参照
まだまだいろいろありそうなロッテだ。
韓国ではサムスンの会長(先代の次男)も、先代の長男らからお家騒動が持ち上がり昨春まで裁判沙汰になるほどだったが和解、しかし、今度は会長が倒れ(昨年5月)、現在も意識不明状態が続いている。
ロッテ会長は高齢であり、その所有株が長男の宏之氏に移ることがあれば、ロッテの経営をめぐり再びお家騒動が勃発、2幕か3幕に移行するものと見られる。
長男の宏之氏はこれまで日本のロッテを守ったが、次男の昭夫氏は韓国ロッテを育て上げ、韓国で巨大ロッテグループに成長させた自負がある。
次男の昭夫氏は日本ロッテグループも手中に納め、長男宏之氏は完全に放逐されている。
兄弟喧嘩は韓国ではよく骨肉の争いとなることで知られる。
15日・27日と28日の両氏の動きはその序章であろうか。
<ロッテの株主構造>
ロッテの株主構造は、循環出資となっており、韓国の大企業集団の中で最も複雑とされる。韓国の公正取引委員会の調査によると、2013年4月1日現在、合計43個の環が形成されている。循環出資で中心的な役割をする関連会社に、ロッテショッピング, ホテルロッテ, ロッテ製菓 ロッテケミカルがある。
最も重要なロッテショッピングの大株主は28.58%を保有している辛格浩総括会長とその親族であり、2番目の大株主は8.8%を保有するホテルロッテ。
2013年6月現在、ロッテショッピングが保有中だった一部系列会社の持分を売却し、大弘企画がこの持分を買いとり、さらに複雑になっているという。
韓国ロッテ
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ロッテショッピング
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ホテルロッテ
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ロッテ製菓
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ロッテケミカル
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ロッテカード
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ロッテ七星飲料
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ロッテアルミニウム
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ロッテキャピタル
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大弘企画
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ロッテ商事
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ロッテ情報通信
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ロッテロジスティックス
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韓国富士フィルム
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ロッテ建設
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ロッテリア
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ロッテ駅舎
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ロッテフード
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ロッテ百貨店
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ロッテワールド
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ロッテ・ジャイアンツ
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ロッテU.S.A
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中国楽天投資
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中国楽天投資
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台湾楽天製菓
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タイロッテ
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ロッテベトナム
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ロッテマレーシア
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ロッテインドネシア
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ロッテトレードアンドディストリビューション
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ロッテコンフェクショナリー フィリピーナス
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日本ロッテ
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ロッテホールディングス
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ロッテアイス
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ロッテリア
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ロッテ商事
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千葉ロッテマリーンズ
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ロッテ健康産業
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ロッテ物産
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クリスビー・クリーム・ドーナッツ・ジャパン
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バーガーキング・ジャパン
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銀座コージーコーナー
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ロッテ皆吉台カントリークラブ
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ロッテ葛西ゴルフ
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ロッテ酒類ジャパン
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ファミリー
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メリーチョコレートカムパニー
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