アイコン 住友不動産 国分寺駅北口に超高層2棟の大型複合施設開発へ 三越伊勢丹受託

住友不動産は6月30日、国分寺市が施行する「国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業」に着工すると発表した。
JR 中央線・西武線国分寺駅北口約2.1haを施行区域とし、交通広場や幹線街路・区画道路などの市が行う基盤整備と、住友不動産が建設する住宅を中心とした 商業・公益施設等が入る「特定施設建築物(西街区・東街区ビル)」で構成する延床面積約9.3万m2(約2.8万坪)の大型複合再開発。

前回の東京オリンピックの翌年である1965年に、市が駅前広場を整備する決定を行ってから実に半世紀の時間をかけて、市と地域住民の悲願である建築着工に至った。
国分寺駅の一日あたり乗降客数はJR線、西武線合わせて約32.7万人(自社推計)で、新宿以西の中央線沿線の駅では、吉祥寺、立川についで3番目の乗降客数がある。
これらの近隣主要ターミナル駅と比べ、国分寺駅周辺には大規模の商業施設が少なく、また商店街の広がりも小さくなっている。

乗降客の多さに対して商業売上が低く、商業規模を拡大するポテンシャルを持つエリアといえる。こうした背景のもと、西街区には賑わいの核となる三越伊勢丹グループを誘致するとともに、商店街への入口(ゲート)として、地域への回遊を生み出す仕掛けづくりや取り組みを行い「まち全体の活性化」に貢献するとしている。

また、三越伊勢丹プロパティ・デザインは、2018年に開業予定の「国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業」に伴い設置される商業施設の運営を受託したと発表した。商業施設の核に三越伊勢丹が入居する可能性が高い。

<計画概要>
所在地:東京都国分寺市本町二丁目、三丁目の各一部
交通:JR中央線「国分寺」駅徒歩1分
敷地面積:約8,500m2(施工区域全体約2.1ha)
延床面積:約93,100m2
主要用途:住宅、事務所、店舗、公益、業務
施行者:国分寺市
特定建築者:住友不動産

<街区別概要>
1、西街区
用途:住宅(303戸)、事務所、店舗、公益、業務
敷地面積:約5,500m2
延床面積:約57,300m2
階数:地上36階、地下3階

2、東街区
用途:住宅(284戸※地権者住戸31戸含む)、店舗
敷地面積:約3,000m2
延床面積:約35,800m2
階数:地上35階、地下2階
再開発事業の歩みと今後の予定
昭和40 年 国分寺駅北口交通広場の都市計画決定
昭和60 年 国分寺駅北口交通広場の都市計画変更
平成02 年 国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業の都市計画決定
平成12 年 国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業協議会設立
平成17 年 再開発計画案の全面的見直し、再検討開始
平成20 年 国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業に係る都市計画決定・変更
平成22 年 国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業に係る事業計画の見直しの開始
平成23 年 国分寺駅北口地区第一種市街地再開発事業に係る都市計画変更手続き
平成25 年 特定建築者決定、基本協定締結
平成26 年月施設建築物実施設計、施工協定締結
平成27 年 着工
平成30 年 竣工(予定)
以上、再開発には膨大な時間が必要。

国分寺駅北口に超高層2棟の大型複合施設開発
 

[ 2015年7月 1日 ]
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