アイコン 6日てんこ盛りの梃入れ策に上海総合指数やっと少し上昇

 

バブル崩壊かと騒がれ始めた中国株、景気刺激策の金融緩和により、瞬く間に倍増となった株価、しかし、現実は評価できるような経済指数の好転もないままだったことから、6月12日の5166ポイントを境に暴落、7月3日までに▲28%も下落、こりゃ大変だとばかりに官民そろい踏みで休日の5日に至るまで梃子入れ策を発表した。

休み明けの6日は始値だけは7.8%高の3,975P付けた、しかし、その後は一気に前日比を割り込んでしまう大荒れの展開、そこに艇入れの買いが入ったのか、3,700ポイント台を回復、締めにかけさらに上昇し3,775.910ポイントで引けた。
売りのヘッジファンドと買いの国策証券金融会社の攻防が、今後繰り広げられることになる。順次発表されてくる6月の実体経済の数値しだいでは、戻り売り圧力も強く、下げのトレンドに竿差した程度になるおそれもある。

 中国の梃入れ組が目標値をどこに設定しているのかも今後明らかになるかもしれない。美味しいところを百日の長があるハゲタカのヘッジファンドに全部掠めとられる可能性が高い。
 7日の上海総合指数はどうなることやら・・・。山高ければ谷深し、それも剣が峰。

犯人探し
金利下げ、規制緩和など矢継ぎ早に行った政府の艇入れ策に反応せず、下げ続けている株価暴落、実に400兆円あまりが3週間で露と消えた。
中国証券監督管理委員会は、大規模な空売りをしかけている海外勢力がいるとの見方を固め、その背景を探るべく調査班を立ち上げた。
しかし、空売り名人のヘッジファンドなどを締め付けた場合、外資の投機資金の流入が滞り、下げ要因にもつながる危険な行為でもある。

7月6日の上海総合指数
終値価格
3,775.910
前日比
88.997
前日比(%)
2.41%
始値
3,975.210
高値
3,975.210
安値
3,653.040
出来高
831,139
前日3日の価格
3,686.913
 
<報道官殿も援護射撃>
中国国家統計局は6日、政府が最近打ち出した政策措置により主要経済指標に改善の兆しがみられるとの認識を示した。一方で、成長を妨げる逆風への警戒を緩めるべきではないと指摘した。
中国の経済状況は依然として「妥当なレンジ」を維持し、経済成長は基本的に安定しているとの報道官のコメントがウェブサイトに掲載された。
報道官は「主要指標の改善はまだ初期の段階であり、経済の下押し圧力への警戒を緩めることはできない。経済的安定の土台を固め、年間の成長率目標達成を確かなものとするために、依然として多大な努力が必要だ」と指摘した。
中国の第2・四半期国内総生産(GDP)は15日に発表される。エコノミストの多くは、成長率は7%を下回り、世界的金融危機以来の低水準にとどまると予想している。政府の2015年成長率目標は7%前後。
中国人民銀行(中央銀行)は昨年11月以来利下げを4回実施し、銀行の預金準備率も引き下げた。アナリストは、成長支援のための追加緩和を予想している。

 西はギリシャ、東は中国でなんとも忙しく、アメリカは金利上げを何年間にもわたり弄んでいる有様。証券界にとって、安倍首相が韓国朴クネちゃんに弄ばれた明治遺産登録どころの騒ぎではない。

てんこ盛り策
http://n-seikei.jp/2015/07/post-30034.html

上海証券取引所
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[ 2015年7月 7日 ]
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