アイコン 子供たちの夢も景気に影響?/サンタクロース村が破産の危機

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クリスマスプレゼントが欲しいのは、サンタクロースの方かもしれない。サンタは1週間以内に債務を返済しないと破産してしまう。

世界の子供たちがサンタに会えるサンタクロース村を運営するディアノルディアが、フィンランド経済低迷の影響で苦境に立っている。
クリスマスを4ヶ月後に控え、同社は債務返済ができず破産の危機に瀕した。

ギリシャ、スペイン、イタリアなどからの旅行者が減ったことが経営悪化の発端。「当社事業には世界の経済情勢が大きな影響を与える」と、ヤルモ・カリニエミ最高経営責任者(CEO)が北極圏に近いラップランドの町ロバニエミから答えた。

同CEOは「まだ破産してはいない。解決が見つかると確信している」と付け加えた。多くの国の経済が打撃を受けたことによる収入減に適応することが課題だという。

同社スタッフは、悲観的なところを見せないようにしている。「悪いニュースの中でも微笑みを絶やさずにいよう。きっと何とかなる。あと1週間ある」と「サンタの助手たち」はフェイスブックでコメントしている。

サンタは債務危機を受けたユーロ圏諸国の緊縮政策で苦境に立ったフィンランド経済の象徴となっている。格付会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、フィンランド経済が今年4年連続のマイナス成長になると予想している。

地政学的緊張も響いた。ウクライナ紛争が起こる前はディアノルディアの売り上げの約20%がロシア旅行者からだった。今はそれが15%になったとカリニエミCEOが述べた。日本からの旅行者は今では売り上げの約18%を占めているという。
以上、ブルームバーグ

今や先進国の戦争は経済戦争と完全に化けた。アメリカが軍事予算を大幅に減らし続けるのも理解されるよう。経済戦争では、自国の利益だけに奔走し、投資の不明会社を造成するタックスへブン地を設け、ハゲタカやヘッジファンド、おまけに格付会社まで侍らせて世界中でコントロールしている。一方的通商交渉(TPP)、金利の引き上げ下げ、経済制裁、投資の引き上げ、何でもありだ。

今回の世界同時株暴落は、FRBに起因した新興国不況に原因がある。基軸通貨のドルでの投資金がここ2年アメリカは、金融引き締めを行うぞ、金利を上げるぞといい続け、新興国から資金を引き上げ、新興国は為替安も加わり経済は疲弊、新興国の市場が大幅に縮小し続けていることにある。覇権主義独裁国家の中国だけの問題ではない。

<大金持ちの資産もガタ減り>
今回の中国経済崩壊の危機により、世界で上位400人の大資産家たち24日までに、先々週の損失1820億ドルに続いて、21日さらに1240億ドル、合計で3040億ドル((約36兆円)相当を失った。21日は世界的な株安の中、米S&P500種株価指数が約4年ぶりに調整局面に入った。
ビル・ゲイツ氏やジェフ・ベゾス氏など24人の富豪が10億ドル以上を失い、ゲイツ氏は32億ドル、ベゾス氏は26億ドル、それぞれ資産が目減りしたという。

夢を運ぶサンタさんに愛を。

[ 2015年8月26日 ]
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