アイコン 安倍首相 直談判で光明か ロシアとの北方領土問題と平和条約問題 プーチン

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安倍晋三首相が2日、ロシア・ウラジオストクでプーチン大統領と会談した後、記者団に次のように述べた。
1、プーチン大統領とは日ロ関係だけでなく、北朝鮮、シリア、ウクライナ問題といった国際社会が直面する諸課題について、ゆっくり時間をかけて議論した。

2、(日ロの)平和条約については2人だけでかなり突っ込んだ議論ができた。新しいアプローチに基づく交渉を今後、具体的に進めていく道筋が見えてきた。手応えを強く感じとることができた会談だった。

3、70年以上にわたり平和条約が締結されていない異常な状況を打開するためには、首脳同士の信頼関係のもと解決策を見いだしていくしか道はない。4、11月のペルーでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)で首脳会談を行う約束をした。その上で、12月15日に山口県にお迎えし、首脳会談を行うことで合意した。
私の地元、長門市でゆっくりと静かな環境のなか、平和条約(交渉)を加速させる会談にしたい。
と述べた。
以上、

今でしょ。
北方領土問題は、もはや日本には安倍首相しか解決する人はおらず、今回前進がなければ、近い将来の北方領土返還は望みようもなかろう。

折りしも、ロシアはアメリカからウクライナ問題で経済制裁を受け、また、その後、原油・LNGの暴落で、経済を牽引した原油輸出が大幅減少、経済はドン底状態にある。すでに日本の商社などが新たな開発案件で締結しているようだが、ロシアは日本からの投資に大いに期待している。

<ウクライナ問題>
ウクライナは、独立後、中国へ空母や戦闘機(ロシアもカンカン)を売りつけており、間接的な反日国家でもある。
日本は米国の求めに応じて一緒になってロシアを経済制裁したものの、何の得が日本にもたらされたというのだろうか。
(ウクライナのクーデターは、反政府勢力と米CIAが、ロシア親分留守のソチオリンピックの最中に仕組んだもの、それ以前に何回もCIA幹部や長官がウクライナを訪問し、反政府側と打ち合わせていたとロシア通信社がすっぱ抜いていた。シリアも北アフリカ一帯もすべて米CIAが介在した・・革命だったことは公然の秘密となっているだけ)

<アメリカを利用することはあっても利用されてはならない>
南シナ海の問題は、すべて経済最優先のオバマがわざわざ中国まで出向き、東シナ海の沖縄近郊に及ぶ一方的な防空識別圏設定を暗に認めたことに起因している。
(それまでは識別権も境界線同様に日中中間線だった)
中国の一帯一路の覇権戦略は、一帯の東シナ海の防空識別圏設定からすべてが始まっている。経済最優先のオバマは米軍部から突き上げられ、南シナ海ではこれ以上埋め立てないでねと中国習にお願いしている無様。

<油断ならないロシア>
ただ、ロシアに対しては、寸分の油断も隙も与えられない。過去多くの日本からの進出企業が、イチャモン・言いがかりをつけられ、それまでの投資につき、何の保証もなく大損して撤退させられたという苦いソビエト時代からの歴史がある。
ただ、プーチンなきあとにはロシア側は、ネドベーチェフのように誰一人交渉すら行わないだろう。
<ロシアは中国牽制に使える>
ロシアと関係を強化することは、中国の牽制にもなる。南シナ海では近いうちに、ベトナムが実効支配する南シナ海の多くの諸島を強奪するために、中国とベトナムは諸島で軍事的な衝突を引き起こす可能性がある。そこでもベトナムとロシアは政治的に近い関係にあり、中国側を牽制する役目を担うかもしれない。

<ロシアGDP推移>
2014年4月ウクライナ問題に対するアメリカのロシア経済制裁と原油・LNGの暴落により、経済は水面下のまま疲弊している。

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<ロシアの輸出額>ドル換算
経済制裁に伴う為替の暴落、その後の原油・LNGの暴落により大幅に落ち込んでいる。一方では、原油の増産を続けている。単位:US百万ドル

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<暴落の為替>
ルーブル暴落(経済制裁と原油安のWショック)
USドルも2014年2月1ドル36.0499ルーブルだったが、2015年12月75.5213ルーブル、2016年9月65.1450ルーブルとほぼ半額になっている。
下記図、露ルーブル対円チャート
2014年2月から比し現在は半額となっている。

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[ 2016年9月 3日 ]
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