新秋木工業 秋田本工場で粉塵爆発火災 3人負傷 合板工場
2月25日午前8時前、秋田市向浜の木板製造会社「新秋木工業」の木材の板を製造している工場で爆発があり、従業員や消火にあたった消防隊員のあわせて3人がけがをした。
消防では、工場内に舞う細かい木くずに引火して「粉じん爆発」が起きたとみて、調べている。
同工場から消防署へ「火花が何かに引火して爆発した」と通報があったという。
工場内の人がいない建物で、火災の検知器が反応したため、従業員が初期消火をしていたところ、爆発が起きたという。
この爆発で54歳の従業員の男性が、顔や腕などにやけどをして病院で手当てを受け、重症だが、意識はあり命には別状ないという。また、消火にあたった25歳と39歳の消防隊員も軽いけがをしたという。火は午後3時半ごろ、ほぼ消し止められた。
工場内で出た火が空中に舞う細かい木くずに引火して「粉じん爆発」が起こしたものとみられ、爆発によって、工場は外周約250メートルにわたって窓が割れたり壁が壊れたりしているという。
警察と消防が当時の状況を調べている。
以上、
木工場では換気を常にしていなければ、粉塵爆発する危険性が常にある。そのため建物上部に大型換気扇が取り付けられているのが普通であるが、稼動させていたのだろうか。
木工場では電源系統から、集塵ダクト系統から、木材切断工程でも歯切れが悪ければ火が出る。冬の寒さで締め切っていたのだろうか。特に集塵装置の爆発は非常に危険だ。
どの工程の現場で火災が生じたか不明な点もあるが、大型JIS規格合板工場であり、今後、需給が逼迫するおそれもある。
商号
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新秋木工業株式会社
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本社所在地
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東京都文京区本郷1-25-5合板ビル内
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代表者
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代表取締役社長 佐々木健次郎
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設立
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明治40年4月10日
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資本金
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1億円
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業種
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合板、パーチクルボード製造 JIS規格品
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工場所在地
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秋田市向浜1丁目8番2号
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工場敷地面積
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259,735m2(78,570坪)
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関連会社
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アキモクボード(株)・新秋木運輸(株)・アキモクコート(株)・秋木加工(株)・アキモク環境テクノセンター(株)
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