アイコン 元、南西諸島航路の大東海運産業(鹿児島)/特別清算開始決定 負債70億

Posted:[ 2020年5月20日 ]

海運業の大東海運産業(株)(所在地:鹿児島県鹿児島市名山町*** 代表清算人:西村賢弁護士)は5月1日、鹿児島地裁において特別清算開始決定を受けた。

負債総額は約70億円。



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資本金は8800万円。

同社は昭和35年12月設立の海運会社。大手海運会社と取引関係を有し、また南西諸島や台湾やアジアへの鋼材輸送を手がけ、また、船主業も営み、以前は70億円以上の売上高を計上していた。しかし、リーマンショック後の円高や燃料費の高騰、為替ヘッジ用のデリバティブ取引での大損など発生し、財務内容が大幅に悪化、資産処分などで対応していた。その後も米トランプ大統領が仕掛けた貿易戦争により海運市況が悪化、同社は2017年10月、会社分割によりゼネラルマリックス海運(株)(東京都港区)に南西諸島や台湾航路などを船舶や付帯する借入負債とともに移管し、同社は大型船舶の船主業に専念していた。

しかし、米中貿易戦争の激化で海運市況はさらに悪化し、船主業にも行き詰まり、昨年12月解散を決議していた。

 

 


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