病院食用カット野菜の「九国ベジフル」/破産手続き開始決定 <熊本> 新型コロナ関連倒産
食品製造業の九国ベジフル(株)(所在地:熊本県菊池郡大津町大字岩坂*** )は12月13日付、熊本地裁において破産手続きの開始決定を受けました。官報より参照。
負債総額は約9億円。
破産管財人には、八塚夏樹弁護士が選任されているとのこと。
財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和4年3月9日午後2時30分。
事件番号は令和3年(フ)第582号となっています。
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破綻 要約版 JC-NET |
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破綻企業名 |
九国ベジフル(株) |
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本社地 |
熊本県菊池郡大津町岩坂3308-1 |
3 |
代表 |
池田規 |
4 |
設立 |
2015年10月、 |
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資本金 |
3000万円 |
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業種 |
医療・介護用カット野菜製造卸 |
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売上高 |
2020年9月期、約4億円 |
8 |
破綻 |
2021年12月13日、 |
破産手続きの開始決定 |
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9 |
破産管財人 |
八塚夏樹弁護士(三浦・江越法律事務所) |
電話:096-324-1070 |
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裁判所 |
熊本地方裁判所 |
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負債額 |
約9億円 |
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破綻事由 |
同社は医療用や介護用ら特化した食事提供会社に、野菜をニーズに合わせカット野菜に加工して卸していた。しかし、製造ラインの増員により労務費の加工コストが計画より高く、一方、売上高は計画より伸びず、採算性が低く厳しい経営が続いていた。そうした中、今般の新コロナ事態に需要先の医療・介護用の給食センターの給食需要が減少、同社の売上高は落ち込み、工場設備投資に関わる借入金負担は大きく、工場売却など借入金の圧縮に務めたものの、新コロナ事態は長期化し、受注不振が続き事業継続を断念し、今回の事態に至った。 |