新コロナ感染症による「緊急事態宣言」は4月7日6都府県に発令され、4月16日に全国に拡大。5月14日8都道県を残し39県解除、5月21日大阪・京都・兵庫が解除され、5月25日に残りも全面解除された。

その間、百貨店は食料品売場のみ運営を続けてきたものの、外出自粛要請もあり、売上高が伸びるわけもなく、また、解除されても準備作業もあり、順次営業を再開させてきた。それでも各百貨店は不得手のネット販売で少しの売上高は確保した。
ただ、インバウンドは入国規制がとられたままであり、インバウンド剥落の百貨店へのダメージはまだ当分続くことになる。
消費不況のさなかの新コロナによる外出自粛、今後、10万円効果が百貨店に生じるかは不明。

大手百貨店5社が5月の売上高の速報値を発表した。

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それによると、
1、三越伊勢丹は前年同月比▲90.2%減、
2、J.フロントリテイリング(大丸松坂屋百貨店)は▲72.7%減、
3、エイチ・ツー・オー(阪急阪神百貨店)は▲64.1%減、
4、高島屋は▲64.2%減、
5、そごう・西武は▲61.5%減だった。

1、三越伊勢丹HDは、
伊勢丹新宿本店店頭▲88.0%減、
三越日本橋本店店頭▲90.5%減、
三越銀座店▲95.4%減
などで、三越伊勢丹既存店計は▲90.2%減だった。
国内グループ百貨店では、
札幌丸井三越▲85.0%減、
函館丸井今井▲69.8%減、
仙台三越▲50.4%減、
松山三越▲70.3%減
など、国内グループ百貨店は▲62.6%減となり、国内百貨店総合計は▲79.1%減となった。

2、J.フロントリテイリング
大丸松坂屋百貨店は▲72.7%減、
博多大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の売上高は▲73.2%減となった。 
5月度の大丸松坂屋百貨店合計の国内売上高(免税売上高の本年・前年実績を除く)は▲69.3%減だった。

3、H2O・・・関西地盤で5月21日に解除
百貨店事業の全社計の売上高は▲64.1%減。
阪急本店▲84.4%減、
阪神梅田本店▲72.8%減、
ほか支店計は▲44.0%減。

4、高島屋・・・全店再開は5月27日
高島屋単体12店の売上高は▲64.2%減、
岡山高島屋、岐阜高島屋、高崎高島屋を含めた15店の売上高は▲63.1%減となった。

5、そごう・西武・・・5月14日から順次再開、首都圏は5月23日再開
そごう・西武15店の売上高は▲61.5%減、
西武池袋本店は▲68.4%減だった。
食品は、外出自粛要請の影響から月間を通して営業継続したものの約▲35%減だった。