精密機械鋼管製造の新昭和鋼管(株)(所在地:東京都台東区浅草橋4丁目*** )は6月16日、東京地裁において特別清算の開始命令を受けました。
同社は昭和19年8月設立の精密機械用鋼管製造会社。自動車、建設機械、電機、産業機械などの部品となる精密機械用鋼管の製造を手がけるほか、受注生産の鋼管も製造し、以前は50億円以上の売上高を計上していた。しかし、リーマン・ショック以降、売上高が減少し、一部工場閉鎖や人員削減などリストラ策を講じていたが、業績回復には至らず、金融機関からの借り入れも大きく、資金繰りにも窮する中、事業を売却して今年4月解散を決議していた。