米ボーイング社は28日、新コロナの感染拡大による経営環境の悪化を受け、追加の人員削減を行う方針を明らかにし、削減する従業員の数は、これまでに発表したものと合わせ削減数は3万人に上る見通しになった。
ボーイング社は、新たに来年末までに1万4000人を減らすとしていて、今年4月に発表した1万6000人と合わせると、2年足らずで3万人の大規模な人員削減を行う。
ボーイング社は、航空需要について、「最悪期は脱した」としているが、当面、低迷が続くと見ており、今回の追加の人員削減について「事業規模を市場に合わせる必要があるため」などとしている。