2021年4月以降の国内企業リストラ一覧
昨年1月からの新コロナの影響により内需産業の観光・交通・飲食・アパレル販売等大打撃を受けており、耐えられず、倒産する企業も多発、大手ではリストラも多くなっている。
それも、世界経済の急回復から、すでに産業用の物価は大幅に上昇し、原価コストが急上昇、消費者物価にもすでに一部反映されてきてもいる。
新コロナ収束後、一時景気は回復しても、内需は長続きせず、消費者物価高による購買力低下により、内需産業の本格的な業績回復は難しく、新コロナ後には企業に対する雇用維持のための助成金も廃止され、さらにリストラは増加するものと見られる。
<物価上昇の元凶の一つ>
原油価格(WTI原油先物価格)
2019年末、61.74ドル
2020年1月末、52.23ドル
4月20日、3.92ドル(新コロナ暴落)
7月末、40.82ドル
12月末、48.14ドル
2021年1月末、52.55ドル
3月末、60.68ドル
6月23日、73.28ドル
(100ドル説浮上、米国もシェールオイル軍団が大打撃を受けており、バイデン大統領はこのまま放置すると見られる。米制裁による原油輸出禁止措置中のイランも強硬派が新大統領になり、早期に米と核合意に至る可能性は低くなっている)
今年に入り、鉄鉱石も石炭もレアメタルも半導体も大豆も食用油もとうもろこしも木材も海運価格も急上昇している。
2021年4月以降のリストラ |
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企業名ほか |
業種等 |
募集数 |
応募数 |
4月15日 |
セコニック 福島県の田島工場、9月30日閉鎖 |
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4月16日 |
大阪有機化学工業 千葉県の八千代工場を、6月閉鎖 |
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4月20日 |
ANAP |
アパレル製造 |
20 |
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4月21日 |
物流の日新 子会社の「日中平和観光」事業停止 |
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4月30日 |
美容室展開の「TAYA」田谷 33店舗を来年3月までに閉鎖へ |
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5月1日 |
JR東海、1/25からの一時帰休延長 300人規模 6/30まで |
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5月5日 |
ヨシコン コンクリ二次製品事業撤退 |
配置換 |
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5月6日 |
石塚硝子 姫路閉鎖 22/12月予定 |
配置換 |
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5月12日 |
JR東日本 「緑の窓口」25年までに7割減、300駅/440駅削減 |
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5月13日 |
旭化成 和歌山工場閉鎖 22年4月 |
配置換 |
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5月28日 |
名鉄/旅行業店舗25%削減、関係社員15%削減 |
15% |
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5月31日 |
エドウィン 子会社「秋田ホーセ」の4工場、7~9月閉鎖 |
208 |
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6月1日 |
神田造船所(呉市)造船事業から撤退 |
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6月1日 |
日本ロレアル/メイクアップ用の「ロレアルパリ」商品年末廃止 |
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6月2日 |
ラーメンの幸楽園 |
6/30予定 |
50 |
48 |
6月3日 |
アステラス製薬 |
12/31日予 |
450 |
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6月4日 |
チッソ 50歳以上対象 |
9/30日予 |
120 |
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6月4日 |
ホンダ・栃木・真岡工場25年度閉鎖 従業員900人、配置転換 |
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6月7日 |
中京銀行 45歳以上 |
第2地銀 |
300 |
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6月12日 |
堺化学工業、火災の福島・湯本工場閉鎖へ 亜鉛末事業撤退 |
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6月14日 |
精養軒、野の「UENO 3153」店舗撤退 |
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6月16日 |
JR東日本、2/1日からの一時帰休延長 200人規模 |
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6月17日 |
クボタ、22年12月で暦100年の圧延用ロール製造事業撤退 |
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6月18日 |
JR西日本 2/1日からの一時帰休延長 1100人規模 |
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6月18日 |
佐世保重工業 |
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250 |
248 |
6月21日 |
ジャパンベストレスキューシステム、9/30で電力小売事業撤退 |
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6月23日 |
お台場・大江戸温泉物語閉館へ/東京都が借地契約更新拒否 |
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6月24日 |
東武百貨店 |
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200 |
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リリース等で判明分のみ。