アイコン 米ボーイング 今度は欠陥部品問題 休まるところなし


イタリアの検察当局は、米ボーイングの中型機787(ドリームライナー)に製造上の問題が見つかったことを巡り、同国の部品メーカーが基準に満たない部品4000個以上を2016~21年にボーイング機向けに製造していたとする暫定報告書をまとめた。

この部品メーカーは、マニュファクチャリング・プロセス・スペシフィケーション(MPS)。MPSもしくはその前身で経営破綻したProcessi Specialiが欠陥のあるチタン製部品を製造し、35機の787に取り付けられたという。

MPSは、ボーイングの貨物機767向けの部品も製造していた。767は米空軍の空中給油機のベースとしても使われている。

ボーイング社の広報担当は「現在調査中だが、運航の安全性に直ちに影響するものではない」とコメントしている。

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ボーイングの株価は2019年はじめ400ドルを超えたものの、インドネシア(2018年10月)に続きエジプト(2019年3月)で最新機737MAX機が墜落して一時100ドルを割り込んだ。2020年には新コロナ株で100~200ドルで低迷、しかし経済回復とともに2020年は250ドル台前後まで回復していた。しかし、2021年夏からの新コロナのデルタ株、続くオミクロン株に押され、再び100ドル台に突入している(12/21、199.52ドル)。

今回の不良部品問題は株価にどう影響するだろうか。

[ 2021年12月22日 ]

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