米製薬大手ファイザーは18日、独ビオンテックと共同開発した新型コロナウイルスワクチンの製造・販売の承認申請を厚生労働省に提出したと発表した。
同ワクチンの国内での承認申請は初めて。
発表資料によると、日本人に対する安全性などを評価する第1、第2相試験が現在進行中で、来年2月までには主要なデータを得て結果がまとまる見込みだという。まとまり次第提出するとしている。
ファイザーは、すでに日本政府と1億2000万回分(6000万人分)のワクチンを2021年上半期に日本に供給することで合意している。
海外では英国で12月2日に承認され接種が始まったほか、米国やカナダなどでも接種が始まっている。
一方で、英国では同社のワクチンを接種した人のうち数人にアレルギーの副反応が生じ、米アラスカ州でも2人に同様の反応が見られ、米保健当局は医師や接種を受ける人への注意を強化している。英国はアレルギー体質の人、アラスカはこれまでアレルギー体質ではなかった人だった。副作用者は治療を受け、改善したり、安定しているという。専門家によれば、よほどの既往症がない限り合併症や致命症には至らないという。そうした人は元々接種していない。
以上、