アイコン 英国型・南ア型・ブラジル型 ワクチン効きにくいと 感染力増強+重症率増とも/新型コロナ

Posted:[ 2021年1月25日 ]

ハンコック英保健相は24日、南アフリカやブラジルで発見された新型コロナウイルス変異種に対しては、ワクチンの有効性が低い可能性があり、「その程度はわからない」、「その傍らで、これらの新しい変異種を英国に入れないようにする予防原則が欠かせない」と述べ、そのため水際対策の強化が正当化されると話した。

ハンコック英保健相は、南ア変異種の接種反応を調べるワクチン試験を実施中だと、同保健相は明らかにした。

新変異種の特定に向け、英国はゲノム解析能力を諸外国に提供していると説明。英国では、南ア型の感染例が77例、ブラジル型が少なくとも9例確認されたとしている。

その他の場所で別の変異種が生まれている可能性への懸念も表明し、「私が本当に憂慮している変異種は、すでに存在するが未発見のものだ」と語った。

英国は、新たな変異種の感染拡大を阻止するため、南アおよびその近隣諸国に加え、南米全体からの空の便をすでに禁止している。
英政府はさらに厳しい海外渡航措置を数日以内に導入する可能性を排除していないと、ハンコック保健相は述べた。
以上、



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ハンコック英保健相は、英国型について感染力が強く、重症化リスクも高いと先日発言している。

日本では英国型変異種がすでに50例も見つかっており、それも渡航暦も、そうした渡航者との接点もない市中感染により感染した人も出てきている。

米ロックフェラー大などは、米製薬企業ファイザーと米バイオ企業モデルナのワクチンを接種した計20人から採血し、変異種への効果を検証した。

その結果、感染を防ぐ抗体の効果が、南ア型やブラジル型に対しては従来型に比べ3分の1になっていた。別の変異種である英国型に対しても効果が半分になった。

一方、南アの研究所などは、感染から回復するなどした44人の血液を分析。約半数は南ア型の変異種に対して抗体がほとんど効かなかったと明らかにした。

ファイザーによると、もしもこうした3変異種に対してワクチン効果が低い場合、1ヶ月で開発することができるとしている。しかし、その後にまた生産に入ることになるという。

米国では、従来型新コロナ用のワクチンもまだ接種が始まったばかり、ワクチンの生産も遅れ気味、接種開始国も物流も接種体制も問題が生じ、計画より大幅に遅れている。

 

 

 


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