アイコン 新コロナ 画期的な治療薬候補発見 医療研究センターと久留米のボナック社

Posted:[ 2021年1月27日 ]

新コロナ感染症の患者の治療には、他の病気の薬を使用して効果が確認されたものなどが使われているが、まだ特効薬はない。

国立国際医療研究センターのグループは、ウイルスの増殖に必要な酵素の働きを妨げる新たな治療薬の候補となる物質を複数見つけたことを明らかにし、今後、臨床での応用を目指して研究を進めるとしている。
新型コロナウイルスが細胞内で増殖する際に必要な「プロテアーゼ」と呼ばれる酵素に着目し、酵素の働きを妨げ、ウイルスの増殖を防ぐ治療薬の研究を昨年2月から進めている。

これまでに400種類余りの化学物質を人工的に合成し、こうした物質を使ってウイルスに感染した細胞での実験などを行ったところ、2種類の物質が酵素と結び付いて、ウイルスの増殖を抑える効果が特に高いことが分かったという。

このうちの1つは現在、患者の治療に使われているレムデシビルと合わせると、ウイルスの増殖が1億分の1にまで、ほぼ完全に抑えられたとしている。
国際医療研究センターの満屋所長は「さらに効果の高いものを合成するなど、より有望な物質の探索に努めたい」と話していて、今後、動物実験を行うなど、臨床での応用を目指して研究を進めるとしている。

ただ、臨床日程目標さえ定めておらず、単なる研究者の研究成果としか言いようがない段階。こうした研究には国が資金を助成し、医薬品開発会社と組ませて早期開発に当たらせるべきだろうが・・・。モデルナ社製ワクチンも米国立研究機関と提携して開発されたワクチン。



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<久留米では>
福岡県久留米市のバイオベンチャー企業のボナックも、ほぼ新コロナウイルスを死滅させるという核酸治療薬候補3種に絞込み、政府が医療後進国にしてしまった日本ではなくフランスですでに昨年10月から動物実験に入り、今年に入りその1種で好効果があったと連絡が入ったという(近い国に技術を盗人されないようにしなければならずフランスが正解だろうが・・・)。このまま順調に進めば来年春にも人に対する臨床試験に取り掛かる予定だという。
当薬は吸入薬になり、僅かな量で効果が生じ、人体への影響も限られるという。

COVID-19は世界では今後とも変異しながら数年は続くと見られ、世界初の当ウイルス死滅薬として登場すれば、多くの人たちが救われるだろう。
(世界のスーパー医薬品会社やバイオベンチャー企業が鎬を削ってCOVID-19ウイルスの死滅・増殖抑制の決定的な治療薬開発を行っているが、米英の科学誌での発表論文は動物実験でもまだ掲載されていない)

こうした研究成果の積み重ねが、次に来るパンデミック型のウイルス感染症に対する治療薬をいち早く開発できることにもなる。
今春までに製品化していたらノーベル賞ものだろうが・・・。
なお、医療研究センターとボナック社の新コロナ治療薬目的の物質は、まったく異なる。


スクロール→

会社名

株式会社ボナック

本社地

福岡県久留米市合川町1488-4 福岡バイオファクトリー内

取締役会長

大木忠明(農学博士)

代表取締役社長

林 宏剛

設立年月日

20102

資本金

3,877百万円(201712月末 現在)

事業

医薬品開発

自社開発の「ボナック核酸」(一本鎖長鎖RNA/アミノ酸の「プロリン」を応用、「ボナック核酸・nkRNA」のリンカー部分にアミノ酸のプロリンを使用したのが「PnkRNA」。

取締役

高橋希人

三好今日子

黒田雅彦(東京医科大学 分子病理学分野 主任教授、非常勤取締役)

織田佳明(住友化学常務執行役員、社外取締役)

古田大治(SMBCベンチャーキャピタル(株)常務取締役、社外取締役)

Philippe Fauchet(社外取締役)

監査役

松尾芳彦

堀芳郎(非常勤)

井手德一郞(非常勤)

常務執行役員

鳥海亙

 

 


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