米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンについて、宇治徳洲会病院(京都府宇治市)はインスリン用注射器を使えば1瓶当たり7回接種が可能だと発表し8日、報道陣に接種の様子を公開した。
ワクチンは国が提供する一般的な注射器で5回分、特殊な注射器でも6回分しか接種できず、同病院は「接種可能な人数を4割増やせる画期的な方法だ」としている。
以上、産経
韓国の報道によると、
ワクチン原液を食塩水で薄めて注射するファイザー製ワクチンだという。
ファイザー製ワクチン1瓶に希薄用食塩水を定量混ぜれば2.25ミリリットルになるが、LDS注射器で1回あたり0.3ミリリットルずつ正確に接種すれば7人まで接種が可能。
アストラゼネカ製ワクチンも1瓶に5ミリリットル余り入っており、1人あたり0.5ミリリットル接種することから、このようにすれば1、2人多く接種できるという。
こうした情報は韓国で常に報道され、既に実施されており、2番煎じでニュース価値もない。
糖尿病患者に試用するインスリン用注射器こそがLDS注射器(最小残余型/Low Dead Space)であり、日本政府が言う「特殊な注射器」でもなんでもない。日本の糖尿病患者数は330万人いる。
昨年7月、加藤厚労相(大狸の現官房長官)がテルモやニプロの社長を呼び、通常ワクチン用の5回用の注射器の増産を要請したことに始まり、米ファイザーが昨年、LDS注射器を使用と発表したにもかかわらず、厚労省の担当局もそれを聞き逃したのか、間に合わないと悟ったのか、1月か2月に入り、テルモやニプロでは今からでは対応できず、韓国のメーカーに対して8000万本を緊急発注している。
ワクチン大臣が、1月18日就任と同時に米ファイザー製をこれまでの6000万人分から7200万分ら増加したと発表した。
その理由は、
1、6月までに入荷するとしたワクチンの入荷が不可能となり、国民に対してそれを誤魔化すため、契約数を2割増加して年末までの納品に切り替えたものと見られる。
2、ファイザー製ワクチンは無菌封(無菌製剤用)バイアル瓶で供給される。LDS注射器で6回取れるが、厚労省による対応する注射器の発注が遅れ5回しか取れない。そのため厚労省は2割増加して再発注したのではという疑惑が残る。
厚労省から昨年7月発注を受け、緊急増産したテルモや二プロの注射器は米ファイザー製ワクチンに使用しても5回分しか取れない。
テルモもインスリン用のLDS注射器を造っていないわけではないが生産量が少なく、厚労省から発注を受けた分は、今からではタイ工場で増産するにしても9月以降にしか納品できないという。
そのため、日本政府・厚労省は急遽、韓国のプンリムファーマテック社にLDS注射器を8000万本緊急発注している。
<問題だらけの日本のワクチン契約>
日本はアストラゼネカ社と6000万人分のワクチンを契約しているが、2000万人分は他国からの輸入、主体となる4000万人はJCRファーマが今から工場の建設に入り2023年から生産開始する工場から納品される。
実質、2022年までに2000万人分しか供給されない。それも今年どれほど供給されるかわからない。厚労省の契約が如何に杜撰なのか。
韓国、2月22日中央日報の報道(ほぼ原文)
韓国初の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)ワクチンの接種を4日前に控えて最近「K防疫」のもう一つの主役として関心を集めているものがある。ワクチン接種に使われる注射器だが、「特殊注射器」「絞り取り注射器」「K注射器」などと呼ばれる。
文在寅大統領が2月18日、この注射器を作るプンリムファーマテックという会社を訪ね、「診断キットに続いてK防疫の優秀性をもう一度見せることになった」と絶賛した。
この注射器の公式名称は「最小残量(LDS・Low Dead Space)注射器」だ。
(韓国)疾病管理庁によると、韓国は国内の新亜洋行社とドゥウォンメディテック社の2社からLDS注射器4000万個を供給されることに1月契約を終わらせた。
新型肺炎予防接種対応推進団のヤン・ドンギョ資源管理班長は2月20日、定例記者会見で「1月26日に国内会社2社と供給契約を締結した」と明らかにした。
文大統領が訪問したプンリムファーマテック社は、契約を締結していなかったが、この会社が12万個程度の注射器を寄付すると明らかにし、初期接種に使う計画だ。
LDS注射器が一般注射器と異なる点は上下に動きながら液体を注入したり除去したりする役割を果たす注射器のピストン(棒)と針の間に残る空間を最大限減らして使うことができないワクチンの量を最小化できるように設計されている。
一般注射器は注射針とシリンダー(注射器胴)の間に空間があり、ここまでワクチンが満たされる。
しかし、実際にはピストンを最後まで押しても該当部分の薬品は外に出ず結局捨てられる。
新亜洋行のパン・サンヒョク副社長は
「一般注射器は針が注射器胴にすぐに挿入されない。プラスチックの「ハブ」という所に針を固定し、このハブを注射器に組み立てるようになっているため」とし「LDS注射器はハブという部品をなくし、針をすぐに注射器胴に挿入するのでピストンと針の間の空間がほぼない」と説明している。
なるべく注射器内部の空いたところがなく、一滴まで押し出して使えるように絞り取る。一般注射器のようにハブはそのまま置く一方で、注射器の中の黒色ゴムパッキング(ガスケット)を活用して空いた空間を最小化する形式のLDS注射器もある。
食品医薬品安全処によると、1ミリリットルの注射器を基準に不要な空間のせいで注射器の内部には満たされても、実際には使うことができず捨てるしかない残余額が一般注射器の場合、70マイクロリットル(1マイクロリットル=0.001ミリリットル)にもなる。ワクチンが入った瓶で1回投与量分を(0.3ミリリットル)抜き取っても結局70マイクロリットルまで加えられた量が注射器の内部に入る。
LDS注射器は、このような漏水分を25マイクロリットル以下に減らした。一般注射器と捨てられる量が3倍の差となる。
LDS規格基準でも同じだが、実際国内会社が作ったLDS注射器は漏水分が5マイクロリットルにもならないという。
新亜洋行側が、韓国化学試験研究院に任せて残る量を実測したところ、4マイクロリットルしかならないことが分かっている。
事実上、残る量がほとんどない。
パン副社長は「規格上捨てられる量が25マイクロリットルになるとLDS注射器と見なすが、実際にわが製品では4マイクロリットルにならないということ」とし、「捨てられる量が無視してもかまわないほど少なく、5人に打っても1人に打てる量をさらに使うことができるということ」と話している。
新型コロナワクチンは他のワクチンと違い、ガラスのバイアル(瓶)に入れ、数瓶の注射器に分けて入れる分注過程が必要。
一般注射器では分注を通じて5人にしか使えないが、LDSでは6人まで使えるのでワクチンを20%追加増産する効果があるという。
食品医薬品安全処のキム・ガンニプ処長は2月初め、新亜洋行を訪問した席で「LDS注射器は一つのバイアルに入ったワクチンを1人にでもさらに投薬できるように製造された」として「ワクチン接種の効率性に重要な役割を果たすだろう」と述べている。
LDS注射器は、本来値段が高く生産量が足りない治療剤を最大限多くの人々に投薬するために開発されている。
新亜洋行のパン副社長は「1995年米国で腎臓病患者に高価な注射薬品を注射するために捨てられる量を最小化する注射器を作ってほしいという需要があって作るようになった」として「その後、LDS型注射器は主に糖尿病患者のインスリン注射器として使われた」と話した。価格は一般注射器に比べて1.5~2倍程度高いという。
パン副社長は「5ヶ月間政府に1250万個を納品することに随意契約を結び、初期物量で2月末までに250万個を供給した後、6月末ごろ500万個を供給するだろう」と話した。ドゥウォンメディテック社も2500万個程度を納品する。
17日からファイザーで接種を始めた日本では、この注射器を事前に確保できず1バイアル当たり5人分だけを使うと明らかにし、ファイザーのワクチン7200万人分のうち1200万人分を廃棄することになって日本国民から怒りを買った。
パン副社長は「日本のバイヤー(購買者)側から問い合わせは多い」として「ただし、許認可の問題があり実際に発注、販売につながることは簡単ではないだろう」と話した。
日本政府は取りあえずプンリムファーマテック側に8000万個のLDS注射器購入を要請したことが分かった。
以上、中央日報紙
LDS注射器も日本厚労省はメーカーごとに、製品はおろか製造工程に至るまで安全性を厳しき審査している。他国で山ほど実績のある医療製品で、厳しくすることで何の利益があるのか。
日本医師会や学会を頂点とする日本独特の大きな医薬品・医療機器の利権が絡みあう。
日本政府は副作用について、国民に対し、随時、発表していくとしたが、接種後の因果関係不明の死亡とアナフラキシー症状3人が発生したとしか発表していない。
韓国は、週ごとに、軽度の副作用も細かく発表している。韓国ではAZ製ワクチンでこれまでに11人死亡している。