イスラエルは、ワクチン接種が一番進んでいる国のひとつで、米各報道機関とハーバード・MITなど米大学6校が共同して作成しているourworldindata.orgのHPによると、12日現在、イスラエルは人口100人当たり106.05人に接種している(接種は2回必要なので全人口接種の場合200が必要となる)。人口は880万人。
既に人口の全員が接種している計算になるが、2回接種している人もおり、人口に対する接種率はわからない。ただ、抗体が育成されるためには接種から2週間程度かかるとされるが、1回接種でも低率ながら感染抑制力はある。
ただ、イスラエルには、政府もちょっかいを出せない聖域のユダヤ教原理主義者「超正統派」(帽子被って、髭をたらしている人たち)がおり、規制をかけられないことから、超正統派の聖職者や信者はマスクもせず、感染拡大を招く原因ともなっている。
100万人ともされる「超正統派」の信者、その多く居住する一帯に対して、政府は逆ロックダウンして感染者の減少に務めてきた。当然、死亡者数も「超正統派」の聖職者や信者の比率が圧倒しているという。
そのため、ロックダウンでの減少なのか、ワクチン接種での減少なのかまだ判別がつかない段階にある。
2月14日からの1週間と21日からの1週間では感染者が増加しており、これもまた変異株の仕業なのか、超正統派の中で一時的に急増したのか定かではない。
当然、ワクチン接種が進めば、下記グラフの赤の感染者数はさらに減少していくものと見られる。それも感染しても重症化の抑制効果もあるとされ、死亡者数にも表れてくるものと見られる。
ただし、感染力が強くワクチンが効かない新たな変異株だった場合、下げ止まり、今後増加する可能性も否定できない。
イスラエルはもうそろそろワクチン接種による集団免疫が構成され始めてくる頃であるが・・・。今後も注視していく必要がある。
・グラフの元表
スクロール→
イスラエルの感染者数・週推移/ワールドメーター版
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感染者
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週末現在感染者
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死亡者
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累計
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週間
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日平均
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累計
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週間
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12月19日
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372,886
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3,099
|
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12/20~26日
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398,664
|
25,778
|
3,683
|
35,471
|
3,210
|
111
|
27~1/2日
|
434,799
|
36,135
|
5,162
|
49,506
|
3,392
|
182
|
3~9日
|
485,434
|
50,635
|
7,234
|
69,493
|
3,645
|
253
|
10~16日
|
543,499
|
58,065
|
8,295
|
83,611
|
3,959
|
314
|
17~23日
|
593,961
|
50,462
|
7,209
|
76,688
|
4,341
|
382
|
24~30日
|
638,789
|
44,828
|
6,404
|
72,166
|
4,738
|
397
|
1/31~2/6日
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685,583
|
46,794
|
6,685
|
71,138
|
5,071
|
333
|
7~13日
|
721,846
|
36,263
|
5,180
|
60,976
|
5,351
|
280
|
14~20日
|
744,513
|
22,667
|
3,238
|
45,257
|
5,526
|
175
|
21~27日
|
773,335
|
28,822
|
4,117
|
39,801
|
5,732
|
206
|
28~3/6日
|
799,727
|
26,392
|
3,770
|
40,565
|
5,856
|
124
|
7~12日
|
816,198
|
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2,745
|
34,322
|
5,980
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グラフの3月7~13日分は、12日での平均値を1日分加算して表にしている。