名村造船所は、連結子会社である佐世保重工業および同社子会社の社員を対し、2月12日に募集を開始した希望退職者の募集の結果につついて次のとおり発表した。
A、希望退職者募集の概要
1、対象者:
(1)、佐世保重工業の新造船事業部ならびに管理間接部門に所属する正社員および再雇用社員。
(2)、佐世保重工業の子会社である(株)つくもサービスの保安警備課ならびに受託業務課に所属する正社員および再雇用社員。
(3)、佐世保マリン・アンド・ポートサービス(株)の保全課ならびに車両課に所属する正社員および再雇用社員。
2、募集人数:約250名
3、募集期間:2021年5月6日~2021年5月21日
4、退職時期:2021年6月30日より2022年5月31日(予定)
優遇措置:通常の退職金に加えて割増退職金を支給。 また、希望者に対し再就職支援サービスを付与。
B、希望退職者募集の結果
応募者数:248名
↓名村造船所の業績推移
営業力とコストダウンの問題だろう。和製厚板は価格が高い。ただ、最近、世界では景気回復から鉄鋼材も急騰しており、高コストの日本の造船業界はさらに苦境に立たされることになる。
造船業界はこれまでに協力して、鉄スクラップから電炉で厚板を造る会社を作るべきだったろうが今や遅い。電気代も海外と比較にならないほど高く、海外に比べ材料が高コストになっており、競争にならない。
ものによっては仕様をパッケージ化しまとめて生産し、安価に製造することも必要だろう。パッケージ化した材を外販することでコストもさらに下げられる。一隻一隻完全特注の受注形態では高コストになってしまう。業界全体で取り組まなければ、ダボハゼの韓国勢や中国勢に日本市場も喰われてしまうことだろう。商船三井は計画しているLNG船をまた韓国勢に発注するのだろうか。
かつて造船大国であった日本の造船大手は、今や合併を繰り返し消滅、一部残しているのは受注競争のない、国が予算をくれる軍艦や巡視船の建造部門だけになってきている。建造力も技術力もなくしている。
スクロール→
名村造船所 決算推移
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連結/百万円
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19/3期
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20/3期
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21/3期
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22/3予
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売上高
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124,589
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111,887
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98,403
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84,000
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営業利益
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-4,114
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-16,022
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-10,471
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-7,500
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経常利益
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-3,872
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-16,284
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-10,607
|
-7,500
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当期利益
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621
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-18,030
|
-18,778
|
-8,000
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総資産
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174,817
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138,122
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111,562
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自己資本
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74,448
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55,582
|
40,076
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資本金
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8,135
|
8,135
|
8,135
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有利子負債
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18,574
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16,089
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16,552
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自己資本率
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42.6%
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40.2%
|
35.9%
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