止まらぬコロナ倒産。累計1900件到達で目立つ個人事業主
東京商工リサーチ(TSR)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた企業倒産(弁護士一任・準備中を含む)が、2020年2月からの累計で1900件に到達した。7月は146件となり、月別最多タイの165件だった6月よりは減ったが、高水準が続く。
負債1000万円未満の99件を含め、3日時点で1900件になった。業種別は「飲食業」が345件で最多、「建設業」が183件で続く。「製造業合計」は234件。
TSRは負債1000万円未満の倒産が増えていると見る。飲食や美容室など個人事業主の倒産が目立つ。
「時給930円」に悲鳴をあげる中小企業経営者の皆さんに 「廃業」のご提案
連日のメダルラッシュで日本中が歓喜の声に溢れる中で、対照的に絶望のどん底につき落とされている人々がいる。従業員に時給930円を支払えない経営者のみなさんだ。
先月の厚生労働省の審議会で、今年度の最低賃金が、すべての都道府県で28円引き上げられ、全国平均で「時給930円」という目安となった。これを受けて、一部の中小企業経営者の方たちを中心に、「ノストラダムスの大予言」ばりの日本終末論が唱えられている。