7月企業倒産、半世紀ぶり低水準 前年比40%減の476件
東京商工リサーチが10日発表した7月の企業倒産件数は、前年同月比40%減の476件だった。減少は2カ月連続。466件にとどまった1966年以来、7月として半世紀ぶりの低水準だった。政府や金融機関の資金繰り支援が下支えし、全産業で倒産件数が減少した。
負債総額は714億6500万円と29%減った。比較的規模の小さな倒産が多く、負債額が1億円未満の倒産が380件と全体の8割を占めた。
「太陽光」など電力参入ブーム終焉か 淘汰加速で3年連続の大幅減
持続可能な社会の構築のため世界的に再生可能エネルギーへの投資が拡大している。日本においても2012年にFIT(固定価格買取制度)が再エネ事業の促進策として導入され、電力を中心にこの分野へ参入する企業が急増した。しかし、十分な経営計画を持たない企業も多く倒産企業も急増、14年をピークに参入企業も減少へと転じている。