続報。水晶デバイスメーカーの九州電通(株)(所在地:長崎県大村市福重町340 代表:角谷省一)と関連のハイテック(株)(同住所、同代表)は8月5日付、東京地裁において民事再生手続きの開始決定を受けました。官報より参照。
申請時の負債総額は2社合計で約34億円。
同社(九州電通)は水晶デバイスメーカー、スマホや衛星の位置情報などに使用される水晶発振子のメーカーでシリコンウェハの再生事業なども行ってい。しかし、中国勢や台湾勢との競争に巻き込まれ、売上高は2001年の70億円超をピークに減少し続けてきた。また、インドネシアでは合弁で設立した水晶デバイス事業会社も経営不振に陥り、2019年期に同社を清算した。ところが清算により10億円以上の赤字を露呈し、債務超過に陥ったことから、信用不安に陥り、同社は再建させるべく、スポンサーを見つけ再建を目指すため今回の措置となった。