アイコン 水晶デバイスメーカーの九州電通、ハイテック(長崎・大村市)/民事再生申請 負債34億


水晶デバイスメーカーの九州電通(株)(所在地:長崎県大村市福重町340 代表:角谷省一)と関連のハイテック(株)(同住所、同代表)は6月9日、東京地裁において民事再生法の適用を申請し、同日に保全命令を受けた。

負債総額は2社合計で約34億円。

九州電通(株)の資本金は7040万円。

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帝国データバンクなどによれば、九州電通は昭和48年6月に設立した、携帯電話基地局などの通信機器に利用される水晶発振器の製造を中心の会社。

2001年6月期は年売上高約73億4300万円を計上していたが、同業他社との厳しい価格競争に加え、中国国内での市場停滞もあって業績が低迷、売上高も落ち込み債務超過になり、ハイテックとともに今回の措置となった。

申請代理人は阿部・井窪・片山法律事務所の三澤智弁護士(電話番号:03-3273-2600)が選任されている。

 

 

 


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破綻要約版

1

破綻企業名1

九州電通(株)

2

本社地

長崎県大村市福重町340

3

代表

角谷省一

4

破綻企業名2

ハイテック(株)(関連会社)

5

本社地

6

代表

 

九州電通(株)

7

設立

1973年6月

8

資本金

7040万円

9

業種

水晶デバイスメーカー

10

売上高

以前のピーク期、70億円以上

2019年6月期、約12億円/生産に伴う14億円の赤字

11

破たん

2021年6月9日

民事再生申請/保全命令

12

申請代理人

三澤智弁護士(阿部・井窪・片山法律事務所)ほか

電話:03-3273-2600

13

裁判所

東京地方裁判所

14

負債額

 

13

破綻事由

同社は水晶デバイスメーカー、スマホや衛星の位置情報などに使用される水晶発振子のメーカーでシリコンウェハの再生事業なども行ってい。しかし、中国勢や台湾勢との競争に巻き込まれ、売上高は2001年の70億円超をピークに減少し続けてきた。また、インドネシアでは合弁で設立した水晶デバイス事業会社も経営不振に陥り、2019年期に同社を清算した。ところが清算により10億円以上の赤字を露呈し、債務超過に陥ったことから、信用不安に陥り、同社は再建させるべく、スポンサーを見つけ再建を目指すため今回の申請となった。

[ 2021年6月10日 ]
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