コロナで「病院倒産」も起こりうる…いま現場を襲っている「医療逼迫×赤字経営」という悪夢
驚愕のニュースだった。全国で初めて、大阪で新型コロナウイルス感染患者を受け入れている病院が倒産した。
信用調査会社の帝国データバンクによると、大阪市福島区の医療法人「友愛会 松本病院」が8月26日、大阪地裁へ民事再生法の適用を申請した。
松本病院は、内科、外科、脳神経外科、整形外科、循環器内科、形成外科など幅広い診療外来を設置し、24時間の救急医療にも対応、21年1月からは大阪府から強い要請を受け、一部の病床で新型コロナの軽症・中等症患者を受け入れていたという。
円安関連倒産が2カ月ぶりに発生、2021年累計が前年通期を上回る
2021年8月の為替相場は、米連邦準備制度理事会による量的緩和の縮小の開始が予想されるとドル高に振れた一方、後ろ倒し予想が強まるとドル安に戻す展開となった。ドル円相場は1円弱の狭いレンジ(109円台後半~110円台序盤)で推移した。
こうしたなか、8月の「円安」関連倒産(速報値)は1件(前年同月ゼロ)で、2カ月ぶりに発生した。2021年の累計倒産件数(1-8月)は5件で、前年通期(4件)を上回った。