倒産、自己破産、がん… 山寺の住職は毎朝思う「人生はこれからだ」
倒産と大病。生きていく厳しさと、生きていける喜びを知って住職になった男性がいる。任された小さな山寺をもり立てることに生きがいを感じ、境内を整え、寺を開放し、御朱印を書く日々。いつしか多くの人々が集う場所になった。
山あいに果樹園が広がる群馬県沼田市下発知(しもほっち)町にある石尊山(せきそんさん)観音寺。500年ほどの歴史があり、背後に戸神山がそびえる。住職の五十木(いかるぎ)晃健(こうけん)さん(66)は毎朝こう思う。「よし、俺の人生はこれからだ」
上海の「学習塾」閉鎖、保護者が計画倒産を疑う訳
9月3日午前、20年近い歴史を持つ上海の老舗学習塾の「緑光小児教育」が教室の閉鎖を突然発表した。我が子を通わせていた数千人の保護者は、苦情の訴え先もなく途方に暮れている。同社が保護者に払い戻していない授業料は、少なくとも数千万元(1元=約17円)に上る模様だ。
緑光小児教育は児童向けの英語教育からスタートし、算数、国語、晩託班(訳注:放課後に児童を預かり宿題指導も行うサービス)などへと業務を拡大。直近は上海で30カ所近い教室を運営していた。