アイコン オミクロン株、入院リスク1/3と、英・仏・伊の直近感染状況

Posted:[ 2022年1月 3日 ]

英保健安全保障庁(UKHSA)は、「ワクチンの2回さらに3回の追加接種後、有症状および無症状のオミクロン株感染による入院リスクはデルタ株に比較し2回・3回接種後で1/3と低く、3回目の追加接種者の場合は、ワクチン未接種者と比較すると、リスクは約1/5、▲81%まで低下した」と明らかにした。

一方、保健当局者は、分析は心強い兆候を示したものの、感染者の増加が依然として医療システムを圧迫する可能性があるという慎重な立場。

オミクロン株の拡散に伴い、英国では1日当たりの新規感染者が過去最多を更新。入院者数も増加し始めているものの、過去の感染の波に比べ、人工呼吸機(中度の重症)を必要とする患者数はこれまでのところ安定的な増加にとどまっているという。
以上、

ということで、英国でのオミクロン株は、感染者に無発症者が多く、発症しても軽症者が多く、重症化率は低いと見られるという。

 日本の2回目接種率は77.9%(未接種者数は12歳未満含め2800万人)、3回目接種率は0.4%(接種者数53.1万人・・・12/28日現在)。



スポンサーリンク

ただ、追加接種が人口のほぼ過半に達している英国と、追加接種を頑として7ヶ月後、8ヶ月後から開始するという厚労省、岸田首相の12月から開始するとは口ばかりで、まだ53万人(12/28現在、優先接種した医療関係者だけでも450万人いる)しか接種しておらず、実際は放ったらかしにしている日本とでは、オミクロン株の感染力は感染力の強いデルタ株よりさらに5倍高いとされ、1~2月にも感染が拡大すれば、急速に感染が広がることから手が付けられなくなる可能性がある。

現在、日本では毎日3,000人~4000人が帰国しており、海外からの帰国者を入管検疫で陰性ならば、全国へ帰郷させ自宅待機(隔離)させており、結果、オミクロン株が水面下で広がり続けているものと見られる(隣国では入管検疫で陽性が判明するのは2割程度/日本も隣国も検疫は抗原検査/隣国は入国2日目と隔離解除前にPCR検査義務、日本は放ったらかし)。
また、抗原検査陰性後、発症もせず、無発症感染者がいた場合、感染させる能力はあり、水面下で確実に広がり続けているものと見られる。そうした人たちにより市中感染が広げられていると見られる。

0103_03.jpg

英国と人口がほとんど変わらないフランスの場合は異なり、フランスは感染者増に死亡数も増加している。その違いが追加接種の違いにあるのか、英国で今後増加するのかまでは何ともいえない。英UKHSAの報告はあくまで英国であるが、7月19日から規制を完全撤廃している英国にあり、また医療機関は西欧の中では脆弱ともされている。
このまま感染者数を多く出し続ければ、病院は塞がり、パニックになった途端、死亡数は急増する。ジョンソン英首相は正月までは「みんな新年を祝うべきだ」として規制強化していない。死んでしまえば来年もクソもないのだが・・・。新年も明け、どうするのだろうか。

 


スクロール→

ワクチン接種状況 ourworldindata

 

フル接種

追加接種

人口

英国

69.5%

49.7%

68,420,000

フランス

73.3%

32.9%

65,490,000

イタリア

74.1%

32.5%

85,600,000

更新日

12/31現在

12/30現在

/1現在

 

直近3日間の感染者数

 

英国

フランス

イタリア

1230

189,210

206,243

126,900

1231

189,846

232,200

144,237

11

162,572

219,126

141,262

0103_04.jpg

 


スポンサーリンク

HTML Comment Box is loading comments...



※記事の削除等は問合せにて。

 




スポンサーリンク

 


スポンサーリンク