アイコン 日本のピークアウトは今週か来週かそれとも 南アと英国の場合は・・・


日本でのピークアウト説は、マスコミが取り上げることから先に法螺吹いた者が勝ち。

尾身氏は潜伏期が短いので早くピークアウトするとして2月上旬を想定している。

学者の西浦博様も実効再生産指数とカンピュータを使い、2月6日~12日までの早期にピークアウトするとしている。

前後30日説、45日説を持ち出す研究グループもいる。

現実は、PCR検査の検査はパニック状態、すでに濃厚接触者の感染確認は医師のカンピュータで判断、抗原検査キットも不足している。

こうしてステルス感染者が増加することにより、ピーク期がどうなるのか分からないとともに、ピークアウトしても長期間感染者が多く発生し続けるものと見られる。


スクロール→

↓感染数の前週比の推移 ※週の感染者数

 

全国

沖縄

東京

11/2812/4

803

 

17

 

100

 

12/511

872

8.6%

24

41.2%

123

23.0%

12/1218

1,071

22.8%

27

12.5%

149

21.1%

12/1925

1,740

62.5%

109

303.7%

229

53.7%

12/261/1

2,908

67.1%

228

109.2%

419

83.0%

1/28

24,375

738.2%

5,183

2173.2%

3,515

738.9%

1/915

100,912

314.0%

9,973

92.4%

16,994

383.5%

1/1622

270,825

168.4%

8,490

-14.9%

50,017

194.3%

1/2329

475,192

75.5%

7,150

-15.8%

96,472

92.9%

1/302/5

620,909

30.7%

4,769

-33.3%

125,266

29.8%

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沖縄県では感染者はピークアウトしたものの減少は、拡大スピードに比べ大幅に緩やかになっており、感染入院患者(2/2日現在429人/病床使用率66.6%)が減少しない事態に至っている。

新型コロナ・オミクロン株は、感染者の激増をもたらしているものの重症者数はこれまでのデルタ株などより少なくなっている。しかし、率はそうであれ、重症者の発生数そのものは日々増加し続けている(2/6日現在1134人)。
それも重症者は肺炎・酸素吸入器が必要な人(中等症2)は入っておらず、人工呼吸器が必要でICUに入っている人に限られており、重症者に対する死亡率はデルタ株よりすでに倍以上高くなっている。
政策は感染死亡者を第一義にするのならば、規制強化が必要となるが、経済もあり・・・。

経済優先策でも、病床確保が前提で、特に中等症以上の人たちの入院を確保する必要があったが、デルタ株収束後、政権はこれまで何をしていたのかということになる。すでに救急車はたら回しにされている状況が多々発生している。

医療機関での病床確保数と実際の稼働率は大きな乖離もすでに発生している。
それは厚労省が発表している病床使用数と実際の使用者数も乖離があり、特に厚労省が発表している医療機関の感染重症者用のICU使用数(1付2日現在1438床)と別途、厚労省が発表している重症者数(厚労省集計値911人)とは400床以上、35%以上、重症感染者数より使用床が多くなっている。

重症者を可能な限り発生させない方策は、もはや岸田首相が規制強化を求める小池都知事に対して重症者用ベッドの使用率を最優先すると言明しており、すでに破綻している。
たとえ感染者がピークアウトしてもその後2週間以上、重症数は増え続け、南アや英国を見る限り死亡数も増え続けることになる。日本では欧米と比較し死亡者数が圧倒して少ないとし死亡者はもはや、かえりみられなくなっている。死亡者数は隣国も含めアジアは少なく、欧米に比べファクターXの存在の違いがある。
現実離れした2歳児にマスクさせよと迫る厚労相と専門家、机上で数値だけを追う見解の限界が見えている。


スクロール→

2月2日現在(厚労省発表値)、感染者用の病床

 

病床使用率

うち重症ICU使用率 

 

使用率

入院数

確保床

使用率

入院数

確保床

首都圏

51.2%

6,776

13,247

31.1%

637

2,048

京阪兵

66.5%

4,029

6,062

37.9%

637

1,680

その他

42.9%

10,379

24,194

7.8%

164

2,112

合計

48.7%

21,184

43,503

24.6%

1,438

5,840

0207_05.jpg

沖縄県は米軍基地のクラスターから日本人基地従業員へ伝播、米軍関係者の外出も1月9日まで規制されず市中へ広がり、オミクロン株の感染拡大が一番早かった県であるが、感染死亡者は非常に少ない、ファクターXが関係していると見られるが、12/20~2/6日までの期間の死亡者数は9人となっている。感染者数が急増したものの規制強化による急減とはなっていない。ここでは感染者数と重症者数を週の発生数の推移を示している。

0207_06.jpg

↓南アも英国も週感染者数と週死亡者数の推移
0207_07.jpg

英国では人口の23%あまりがこれまでに感染しており(2回感染者無視)、追加接種も人口の55.0%(2/5日現在)に達しており、集団免疫が一部構成されている可能性もある。
日本の人口に占める累計感染者率は2.6%に過ぎない。日本の追加接種数は609万件、人口の4.8%(2/4日現在)、2回ワクチン接種完了率は高く(78.8%)、オミクロン株は接種効果もあり重症化せず、重症者数も増加せず、死亡者も少ないはずだと大きく勘違いした厚労省ド官僚と専門家たちが追加接種させず、先進国から大きく出遅れている。今になって慌てふためいている。
隣国も2月7日発表分では2,187万人が追加接種し人口の54.9%、18歳以上の追加接種率は63.6%、60歳以上の高齢者は86.2%達している。

0207_08.jpg

[ 2022年2月 7日 ]

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