リサイクル建材製造業のバンブーマテリアル(株)(所在地:熊本県玉名郡南関町下坂下4668-6、代表清算人:山田浩之)と、関連のバンブーフロンティア(株)(同所、代表清算人:津留克也)、バンブーエナジー(株) (同所、代表清算人:岡田久幸)は3月28日、熊本地裁玉名支部において特別清算開始命令を受けた。
「ゆめ竹バレー南関」のバンブーマテリアル(株)ら3社/特別清算開始命令 <熊本> 負債約51億
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負債総額は3社合計で約51億円。
バンブーマテリアル(株)は平成27年11月に設立、業績が低迷する中、事業を解散、ほか2社と共に今回の措置となった。
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経営破綻 要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
バンブーマテリアル(株) |
2 |
本社地 |
熊本県玉名郡南関町下坂下4668-6 |
3 |
代表 |
代表清算人:山田浩之 |
4 |
設立 |
2015年11月. |
5 |
資本金 |
1000万円 |
6 |
業種 |
竹の建築資材用加工会社 |
7 |
工場等 |
敷地面積:約43,000㎡ |
建物: 長さ97.5m x 奥行60.0m。 |
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建屋面積:5934㎡ |
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建物:固定式テント建屋群 |
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建屋総面積13,300㎡ |
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工場棟竣工:2018年2月. |
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8 |
売上高 |
2020年3月期、約0.5億円 |
9 |
関連会社 1 |
バンブーフロンティア(株) |
同所/代表清算人:津留克也 |
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10 |
関連会社 2 |
バンブーエナジー(株) |
同所/代表清算人:岡田久幸 |
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11 |
破綻 |
2022年3月28日.(3社共通) |
特別清算手続きの開始決定 |
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12 |
裁判所 |
熊本地裁玉名支部 |
13 |
負債額 |
バンブーマテリアル(株)約29億円 |
バンブーフロンティア(株)約7億円 |
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バンブーエナジー(株)が約14億円 |
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14 |
破綻事由 |
バンブーマテリアル(株)は福岡フィナンシャルグループの熊本銀行、福岡銀行とA-FIVE(㈱農林漁業成長産業化支援機構)及び㈱福岡キャピタルパートナーズとで設立した「FFG農林漁業成長産業化支援投資事業有限責任組合(FFG農林漁業成長産業化支援ファンドなどが、荒廃竹林問題の課題解決に向け「ゆめ竹バレー南関」として、地域の未利用資源である竹を活用して構造材・外装材・内装材・家具建具等用に新素材「バンウッド」を製造やバイオマスエネルギー発電を目的に設立された経緯がある。しかし、中国製の製造機械は故障で動かず、JIS規格の取得もできないまま、20年3月期の売上計画は30億円だったものの0.5億円に終わるなど、問題だらけで、同社は2021年11月解散を決議し、今回の事態に至った。 ふくおかフィナンシャルグループは決断が早いことでここまで成長してきた金融機関G。 |
事業譲渡 |
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日本フォレスト(株)、(株)グリーン発電大分、日田グリーン電力(株)をグループ会社とする大分県日田市のモリショウグループは、2021年3月、熊本県南関町に、南関バンブーフロンティア(株)(代表:森山和浩)及び南関バンブーエナジー(代表:同)を設立し、2021年8月にバンブーフロンティア(株)及びバンブーエナジー(株)の事業及び設備を承継している。 南関バンブーフロンティア(株)では一般廃棄物処理業の許可、産業廃棄物処分業(中間処理(破砕))の許可を取得し、木質系廃棄物の受入を開始している。また、南関バンブーエナジー(株)は木質系の廃棄物由来のチップを燃料として発電と熱供給を行うべく事業開始の準備を進めているとしている。 産廃処理場に変わったようだ。 |
<債務超過>
スクロール→
バンブーマテリアル(株)の財務内容 2021年3月期/千円 |
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流動資産 |
39,153 |
流動負債 |
1,417,999 |
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固定負債 |
1,473,002 |
固定資産 |
1,923,958 |
自己資本 |
-927,889 |
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(資本金) |
400,000 |
総資産 |
1,963,112 |
負債+資本 |
1,963,112 |