テスラが昨年12月実施した200万台超のリコール(回収・無償修理)を巡り、米道路交通安全局(NHTSA)が、リコールの詳細情報や文書を今年7月1日までに提出するようテスラに対して要求したことが分かったとロイターが報じている。
テスラに対する書簡も公表された。
NHTSAは、リコール後の車両の性能に関する比較データなどを求めている。
テスラの昨年12月のリコールで高度運転支援システム「オートパイロット」のソフトウエアを更新(OTA)した車両が、巻き込まれた20件の衝突事故の報告を受け、NHTSAは4月、調査を始めたと発表した。
NHTSAの書簡によると、テスラにとって過去最多で、米国内のテスラ車のほぼ全てが対象となったリコールに関して「いくつかの懸念事項」が特定された。
(テスラのリコールはほとんどが通信によるプログラムの更新によりなされ、現場の声を無視する動きとなっている。/中国でも昨年12月購入したテスラ車で、山間部のクネクネ道路を通常考えられない120キロの猛スピードで走行し転落した夫婦死亡事故(警察発表)。側壁に何十メートルも接触跡があるにもかかわらず、テスラは通常走行部分の走行記録しか開示せず、親族の要求も無視しているという。中国ではアクセルもしくはブレーキの故障が囁かれている。テスラはまた中国では昨年5月、ほぼこれまでの販売全車両の110万5千台をリコール、回生ブレーキが効かず、衝突する危険性があるとしてOTAによりリコールしている)