東邦亜鉛株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:伊藤正人、以下「東邦亜鉛」)は、事業再生計画を遂行するため、阪和興業株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中川洋一、以下「阪和興業」)と業務提携契約を締結したと発表した。両社の長年にわたる取引関係を基盤に、阪和興業は東邦亜鉛の事業再建を事業面で支援する。
提携の背景 ─ 構造改革と成長投資を推進
東邦亜鉛は、資本面での支援を受けながら、不採算事業からの撤退や構造改革を推進している。競争力を有する事業への成長投資を図る中で、阪和興業から事業面での支援が提案され、今回の提携に至った。これにより、東邦亜鉛は既存取引の信用力と調達力を強化するとともに、重点的に取り組むリサイクル原料の安定確保を実現する。
提携内容 ─ 国内外での事業基盤を拡大
阪和興業は、東邦亜鉛に以下の支援を提供する。
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製品の拡販
国内外における販売チャネルの拡大や、鉱石・リサイクル原料の安定供給。
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価格リスクの軽減
原材料価格の変動リスクを低減するためのヘッジ支援を実施。
東邦亜鉛は阪和興業の広範なネットワークと輸出入実績を活用し、新規顧客の開拓や販売力の向上を目指す。
阪和興業の企業概要
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設立: 1947年4月
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事業内容: 鉄鋼、金属、エネルギー、木材などの輸出入および国内販売
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資本金: 456億円超
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所在地: 東京都中央区築地、大阪市中央区伏見町
今後の見通し ─ 中長期的な業績拡大に期待
2025年3月期における業績への影響は軽微と見られるが、中長期的には事業基盤の強化と業績拡大への寄与が期待されている。東邦亜鉛は「資本面と事業面の両輪で支援を受けることで、再生計画の確実な遂行が可能となる」としている。
東邦亜鉛と阪和興業の提携が国内の金属業界に与える影響に注目が集まっている。