2024年8月に経営破綻した老舗百貨店の(株)中三(所在地:青森県弘前市土手町49-1、代表:松林由縁)について、4日に青森地方裁判所弘前支部で債権者集会が開かれた。破産管財人の山内賢二弁護士は、建物と敷地の任意売却に向けて、県内外5社と協議を進めていると報告。
2024年8月に経営破綻した老舗百貨店の(株)中三(所在地:青森県弘前市土手町49-1、代表:松林由縁)について、4日に青森地方裁判所弘前支部で債権者集会が開かれた。破産管財人の山内賢二弁護士は、建物と敷地の任意売却に向けて、県内外5社と協議を進めていると報告。
また、在庫品や備品の売却で約9000万円の回収を見込むものの、負債総額約10億円のうち7億7000万円の弁済は困難な状況となっている。山内弁護士は「早期に方向性を出したい」と述べ、次回の債権者集会(2025年6月25日)までに売却協議を進める考えを示した。
今後の動向次第では、弘前の中心街にあるランドマーク的存在の建物の活用方法にも影響が出る可能性がある。青森県内の経済や不動産市場にも波及する重要案件として、引き続き注目される。