金子岩三、金子原二郎、金子容三。
長年にわたり長崎県政に君臨し、金子王国とも称されてきた金子家。その巨大な牙城が、いま音を立てて崩れ始めている。
昨日、県立美術館を管理運営する公益財団法人「長崎ミュージアム振興財団」の理事長を、金子原二郎氏が辞職していたことが明らかとなった。
思えば金子氏は、長崎県立美術館の開館以来、実に21年間にわたり実質的な支配者として君臨してきた存在だ。
金子王国、ついに崩壊の足音が聞こえる。
金子岩三、金子原二郎、金子容三。
長年にわたり長崎県政に君臨し、金子王国とも称されてきた金子家。その巨大な牙城が、いま音を立てて崩れ始めている。
昨日、県立美術館を管理運営する公益財団法人「長崎ミュージアム振興財団」の理事長を、金子原二郎氏が辞職していたことが明らかとなった。
思えば金子氏は、長崎県立美術館の開館以来、実に21年間にわたり実質的な支配者として君臨してきた存在だ。

その長年の“功績”を称え、「いっそ美術館前に金子原二郎像でも建てたらどうか」
という話まで出ていたとか、出ていなかったとか。
もちろん真偽は定かではない。
だが、いかにもありそうだ、と思わせるところに、この金子政治の空気が凝縮されている。
絶対権力に終わりは来る。
問題は、それが静かな幕引きとなるのか、それとも雪崩の始まりなのか。

祇園精舎の金子の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の利をあらはす。
奢れる者も久しからず、ただ春の夜の夢の如し。
たけき者もついには滅びぬ、ひとえに風の前の塵に同じ。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次