福島県喜多方市でピーナッツの生産・加工などを手掛けるAPJ(株)が9月25日までに事業を停止し、事後処理を弁護士に一任したことがわかった。
負債総額は約1億8190万円。
「おくや」のピーナッツ事業を独立して設立
APJ(株)は2020年、豆菓子販売などを手掛ける「おくや」の落花生事業を独立させる形で、(株)オクヤピーナッツジャパンとして設立された。
会津産落花生の自社生産や契約農家からの仕入れを行い、洗浄、選別、乾燥、焙煎などの加工、商品開発、卸売りなどを展開。2023年5月にAPJ(株)へ商号を変更した。
会津地方では農家との契約栽培を進めたほか、福祉施設に落花生の殻むきや農作業を委託するなど、農福連携にも取り組んでいた。
売上7900万円超も赤字続く 小売事業を譲渡
ピーク時の2023年4月期には売上高7900万円を超えていたものの、設立当初から赤字決算が続き、厳しい財務状況となっていた。
経営改善を図るなか、2024年4月1日に小売事業を譲渡。その後はピーナッツの生産・仕入れ・加工など製造部門を中心とする事業体制へ移行した。
2024年4月期の売上高は7485万円だったが、小売事業の譲渡によって事業規模は縮小。2025年4月期の売上高は3700万円弱まで減少した。
2024年には900万円を調達 募集時点で債務超過
同社は2024年、ミュージックセキュリティーズが運営する「セキュリテ」で「福島県 会津ピーナッツファンド」を組成。落花生の仕入れ資金として最大900万円を募集し、127人から計900万円を調達していた。
一方、同ファンドの募集資料では、募集開始直前期の決算書上、APJが債務超過だったことも明記されていた。
小売事業の譲渡後も製造を中心に事業を継続したものの、業況は改善せず、資金繰りも限界に達したことから今回の事業停止となった。
なお、APJは2024年4月に小売事業を譲渡済みであり、今回のAPJの事業停止と、譲渡後の小売店舗・販売事業を同一の営業主体として扱うことはできない。
現時点で確認できる手続きは「事業停止、事後処理を弁護士に一任」までで、破産申請や破産手続開始決定が行われたことは確認できていない。
APJ(株)の概要
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法人名 |
APJ株式会社 |
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旧商号 |
株式会社オクヤピーナッツジャパン |
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所在地 |
福島県喜多方市 |
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法人番号 |
1380001030899 |
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設立 |
2020年4月 |
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事業 |
ピーナッツの生産・仕入れ・加工・卸売りなど |
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状況 |
事業停止、事後処理を弁護士に一任 |
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負債 |
約1億8190万円 |
メタディスクリプション案:
福島県喜多方市で会津産ピーナッツの生産・加工を手掛けるAPJが事業停止。負債は約1億8190万円。旧オクヤピーナッツジャパンで、2024年に小売事業を譲渡。ファンド募集時点では債務超過が開示されていた。