【倒産企業続報・北海道】海王物産が破産開始決定 ナマコ輸出、負債約15.3億円
続報。北海道産天然ナマコの加工・販売・輸出を手がけていた「(株)海王物産」(北海道札幌市西区、法人番号:7430001040706)が、令和8年(2026年)9月14日、札幌地裁から破産手続開始決定を受けたことが分かった。
同社については、8月31日に事業を停止し、9月2日に札幌地裁へ自己破産を申請したことをJC-NETが9月3日に報じていた。負債総額は約15億3200万円。
今回、自己破産申請から12日後に正式な破産手続開始決定となった。
北海道産ナマコを中国・香港へ輸出
海王物産は2007年6月設立。札幌市内の自社工場で北海道産天然ナマコを加工し、塩蔵ナマコや乾燥ナマコなどを中国・香港向けに輸出していた。
中国市場での需要拡大を背景に事業を伸ばし、2018年5月期には売上高約18億1200万円を計上していたが、その後は輸出環境の変化などから業績が縮小。2025年5月期の売上高は約7億4000万円まで減少していた。
| 法人名 | 株式会社海王物産 |
|---|---|
| 所在地 | 北海道札幌市西区 |
| 法人番号 | 7430001040706 |
| 設立 | 2007年6月 |
| 事業内容 | 北海道産天然ナマコの加工・販売・輸出 |
| 売上高 | 約18億1200万円(2018年5月期)/約7億4000万円(2025年5月期) |
| 事業停止 | 2026年8月31日 |
| 自己破産申請 | 2026年9月2日 |
| 破産手続開始決定 | 2026年9月14日 |
| 負債 | 約15億3200万円 |
| 事件番号 | 令和8年(フ)第1876号 |
中国向け輸出低迷、売上高は7億円台へ
同社は中国・香港向けを中心に北海道産ナマコを輸出していたが、2020年以降のコロナ禍で輸出が停滞した。
さらに2023年8月、中国が日本産水産物の輸入を全面的に停止したことで主力市場への販売が大きく落ち込み、業績悪化が進んだとされる。
2018年5月期に約18億1200万円あった売上高は、2025年5月期には約7億4000万円まで縮小。その後も業績回復の見通しが立たず、8月31日に事業を停止し、9月2日に自己破産を申請していた。
9月14日に破産手続開始
札幌地裁は9月14日午後1時、海王物産について破産手続を開始する決定を出した。
破産管財人には伊藤良弁護士が選任されている。財産状況報告集会、一般調査、廃止意見聴取、計算報告などの期日は、令和8年(2026年)12月3日午後3時。事件番号は令和8年(フ)第1876号。
申請時点の負債は約15億3200万円とされているが、今後変動する可能性がある。
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