愛知県海部郡大治町で生地・服地の卸売や加工、ネット販売を手掛けてきた(株)タチバナが、名古屋地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが分かった。
同社は1969年創業。生地の卸売を中心に、裁断や値付けなどの加工、ネットショップの運営を展開し、登録商標「布人倶楽部」の商品販売やAmazonでの販売・卸売りにも取り組んでいた。
タチバナが破産手続き開始決定
(株)タチバナは2026年9月8日、名古屋地裁から破産手続きの開始決定を受けた。
破産管財人には加藤志乃弁護士が選任されている。破産債権の届出期間は2026年10月9日までで、財産状況報告集会などの期日は同年12月3日午後2時10分。
事件番号は令和8年(フ)第2080号。
現時点で負債額や事業停止時期、具体的な破綻原因について確実な公開情報は確認できていない。
1969年創業の生地・服地卸
タチバナの公式サイトによると、1969年10月に愛知県大治町で服地小売店として個人創業し、1977年4月に法人を設立した。
その後は生地・服地の卸売を主力とし、専門店や量販店、ネットショップなどへ販路を広げた。
公式サイトでは、生地の卸先としてAmazon Japan、専門店、量販店、ネットショップなどを挙げている。
生地販売だけでなく、反物の着分加工、半折加工、棒巻加工、裁断、値付けなどにも対応。延反機や裁断機、検反巻き取り機などの設備を持ち、裁断から値付けまでの一貫加工を手掛けていた。
100円ショップ向けの加工にも対応していたとしている。
「布人倶楽部」を展開、Amazon向け卸も
ネット販売にも早くから取り組み、2004年には「布人倶楽部」のYahoo!ショッピング店を開設。その後、Amazonなどにも販路を広げた。
公式サイトでは「布人倶楽部」を(株)タチバナの登録商標として案内し、オリジナルショップ「布人倶楽部」やAmazonでの商品販売を掲載している。
また、「Chappy&CamCam」についても同社の登録商標として案内している。一方、同社の沿革では過去の一部minne店舗を「個人名義」と明記しているため、関連するすべての店舗を法人直営として一括することはできない。
Amazon Japanへの卸売りについても公式サイトに実績が掲載されており、生地問屋としてのBtoB取引と一般消費者向けECの双方を展開していた。
生地以外の新規事業にも進出
近年は従来の服地・生地分野以外にも事業領域を広げていた。
公式サイトでは「タチバナんちの11種の粉末野菜」や、布を使って植物の発芽を観察する「見える『発芽ちゃん』」などを新規事業として掲載。オリジナルプリントや命名布、メモリアルオーダークッションなどの受注販売にも取り組んでいた。
2021年には飲料など生地以外の商品のネット販売も開始しており、従来の服地卸に依存しない販売分野の開拓を進めていたことがうかがえる。
タチバナの会社概要
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法人名 |
株式会社タチバナ |
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法人番号 |
7180001098142 |
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所在地 |
愛知県海部郡大治町大字八ツ屋字山畔 |
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創業 |
1969年10月 |
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設立 |
1977年4月 |
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資本金 |
1000万円 |
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従業員数 |
3人(公式サイト掲載) |
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主要事業 |
生地・服地卸、裁断・加工、ネットショップ運営 |
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主な名称 |
布人倶楽部、Chappy&CamCam |