【福井】豆腐・惣菜製造の森茂が破産 1974年創業、生協や学校給食にも供給
福井県越前市で豆腐や油揚げ、惣菜類を製造してきた(株)森茂が、福井地裁から破産手続きの開始決定を受けたことが分かった。
同社は1974年に「ふじや豆腐店」として創業した食品製造会社。豆腐・油揚げを原点に惣菜や弁当などへ商品分野を広げ、福井県内の生協、Aコープ、学校給食、飲食店などにも商品を供給していた。
森茂が破産手続き開始決定
(株)森茂は、2026年9月8日に福井地裁から破産手続きの開始決定を受けた。
破産管財人には石倉大志郎弁護士が選任されている。破産債権の届出期間は2026年10月8日までで、財産状況報告集会などの期日は同年12月22日午前11時30分となっている。
事件番号は令和8年(フ)第266号。
現時点で負債額や具体的な破綻原因、事業停止時期について確実な公開情報は確認できていない。
1974年に「ふじや豆腐店」として創業
森茂の公式サイトによると、前身は1974年に旧武生市(現・越前市)住吉町で豆腐・油揚げの製造販売を始めた「ふじや豆腐店」。
1976年には現在の越前市矢船町に店舗と惣菜加工場を新設し、1979年には豆腐・油揚げ製造工場を整備。1982年に組織変更して(株)森茂を設立した。
1985年には惣菜工場を新築するなど、豆腐店から食品製造会社へ事業を拡大してきた。公式サイトでは社員数をパートを含め25人としていた。
豆腐・油揚げから惣菜、弁当まで製造
主力となっていたのは豆腐、油揚げ、惣菜類の製造販売。
公式サイトには、もめん豆腐、絹こし豆腐、福井県産大豆を使用した豆腐、厚揚げ、薄揚げ、がんもなどを掲載。豆腐・油揚げだけでなく、煮物、白和えなどの和え物、酢の物、サラダ、弁当、ご飯類まで幅広く製造していた。
豆乳「ほほえみ」や、福井県産大豆を使用した絹どうふなども商品として紹介されている。
弁当・米飯類では、千草弁当、精進料理、五目寿司、山菜おこわ、赤飯などを扱い、地域の食文化に密着した商品構成となっていた。
福井県民生協や学校給食にも供給
販売先は地元だけに限られていなかった。
同社が公式サイトで主要取引先として掲載していた企業・団体には、福井県民生活協同組合や生協店「ハーツ」、Aコープなどがあり、市内学校給食、市内飲食店、小売店にも商品を供給していた。
県外でも東京、岐阜、名古屋、京都、大阪の食品市場・卸売会社などを取引先として掲げており、越前市を拠点に県外にも販路を築いていたことが分かる。
森茂の会社概要
| 法人名 | 株式会社森茂 |
|---|---|
| 法人番号 | 8210001012040 |
| 所在地 | 福井県越前市矢船町 |
| 創業 | 1974年 |
| 法人設立 | 1982年 |
| 主要事業 | 豆腐・油揚げ・惣菜類の製造販売 |
| 社員数 | 25人(公式サイト掲載、パート含む) |
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