石川県金沢市でボウリング場などを展開していた加藤企業株式会社(石川県金沢市、法人番号:8220001001802)など3社が、2026年10月20日付で事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが明らかになった。3社の負債総額は7億円を超える見込みと報じられている。
加藤企業は、ボウリング場「マンボウ」のブランドで石川県金沢市や富山県高岡市などに施設を展開してきた老舗レジャー企業。今回の事業停止に伴い、富山県高岡市の「マンボウ高岡」が閉店した。
一方、石川県小松市の「マンボウ小松」は別法人が運営しており、今回事業を停止した加藤企業など3社とは区別する必要がある。
創業1947年の老舗、ピーク時は年商4億3200万円
加藤企業は1947年創業。石川県と富山県を中心に、ボウリング場、ゲームセンター、ビリヤード場などの娯楽施設を展開し、不動産賃貸事業も手掛けていた。
ボウリングを中心に複数の娯楽サービスを提供する「マンボウ」のブランドで事業を拡大。2001年8月期には年間売上高約4億3200万円を計上したとされる。
石川県が2025年3月に更新した企業登録資料にも、金沢市の「マンボウ金沢」、高岡市の「マンボウ高岡」、小松市の「マンボウ小松」が施設として掲載されている。同資料に記載された従業員数は23人だが、事業停止時点の人数ではない。
しかし、ボウリング市場の縮小やレジャー需要の変化により、集客環境は厳しさを増していた。新型コロナ禍による業績低迷に加え、施設の老朽化に伴う修繕費の増加も経営を圧迫したと報じられている。
こうした状況のなかで資金繰りが悪化し、事業継続を断念したとされる。
富山県高岡市の「マンボウ高岡」が閉店
今回の事業停止によって閉店が明らかになったのは、富山県高岡市北島の「マンボウ高岡」。国道8号沿いに位置するボウリング場で、地域住民の娯楽や家族連れのレジャー、ボウリング大会などに利用されてきた。
同施設では2023年5月にカラオケ部門、同年9月に1階のゲームセンターが先行して営業を終了していた。一方、ボウリング場はその後も営業を続けていた。
今回、地域住民に配布された通知書では、運営会社が経営悪化を理由に10月20日付で全業務を停止し、裁判所への自己破産申立ての準備に入ったことが案内されたと報じられている。
なお、加藤企業が事業を展開していた「マンボウ金沢」についても、事業停止後の施設の詳しい状況や正式な営業終了日は確認できていない。
「マンボウ小松」は別法人が運営、全店閉店とは異なる
一方、石川県小松市の「マンボウ小松」は、金沢市に本店を置く株式会社EAT(法人番号:7220001015084)が運営している。
同社はボウリング場の運営とサーティワンアイスクリームのフランチャイズ店舗運営を手掛けており、2026年4月更新の公式採用ページでも「マンボウ小松」のボウリング場スタッフ募集や、同店での事業運営を明記している。
石川県の過去の登録資料には加藤企業の施設として小松店も掲載されているが、現在の運営主体とは区別する必要がある。運営会社の変更時期や加藤企業との契約関係については確認できていない。
今回の加藤企業など3社の事業停止をもって、同じブランドを使用する「マンボウ小松」も閉店したと判断することはできない。
関連3社の負債は7億円超、自己破産申請準備の段階
加藤企業など3社の負債総額は、合計で7億円を超える見込みと報じられている。ただし、加藤企業単独の負債額や残る2社の正式名称、個別の負債額については確認できていない。
2026年10月22日時点で把握できる手続きは、事業停止と自己破産申請の準備段階であり、裁判所への申立日や破産手続開始決定日は確認されていない。
北陸地域で長年親しまれてきたボウリング場の閉店となる一方、小松店は別法人による運営が確認されている。今後は関連企業の手続きの進展に加え、金沢店の施設利用や不動産の取り扱いなども焦点となる。
加藤企業株式会社の概要
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法人名 |
加藤企業株式会社 |
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所在地 |
石川県金沢市 |
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法人番号 |
8220001001802 |
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創業 |
1947年(報道による) |
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事業内容 |
ボウリング場・アミューズメント施設の運営、不動産賃貸など |
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主な施設 |
マンボウ金沢、マンボウ高岡(閉店)。マンボウ小松は別法人が運営 |
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売上高 |
2001年8月期:約4億3200万円(報道による) |
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事業停止 |
2026年10月20日(報道による) |
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手続き・状況 |
自己破産申請準備 |
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負債額 |
関連3社合計7億円超(報道値)。同社単独の負債額は未確認 |