革靴メーカーの(株)パイオニア(兵庫県たつの市)が2026年9月25日、神戸地裁龍野支部から破産手続きの開始決定を受けた。
同社は1963年に東京都足立区で創業した老舗の靴メーカー。2021年に東京からたつの市へ拠点を移し、築100年を超える古民家を改装した工房・ショップ「Pionero(ピオネロ)」で再出発していた。
【兵庫】創業63年の靴メーカー・パイオニアが破産 東京からたつのへ移転、古民家工房「Pionero」革靴メーカーの(株)パイオニア(兵庫県たつの市)が2026年9月25日、神戸地裁龍野支部から破産手続きの開始決定を受けた。
同社は1963年に東京都足立区で創業した老舗の靴メーカー。2021年に東京からたつの市へ拠点を移し、築100年を超える古民家を改装した工房・ショップ「Pionero(ピオネロ)」で再出発していた。
パイオニアは1963年創業。婦人靴・紳士靴の製造販売を手がけ、自社ブランド「Pionero」などを展開してきた。
長く東京都足立区を拠点として靴づくりを続け、製造から企画、販売までを手がけるメーカーとして事業を継続していた。
新型コロナウイルスの感染拡大で事業環境が大きく変化するなか、今後の事業を検討する過程で兵庫県たつの市の皮革産業関係者との交流を深め、2021年に東京からたつの市への移転を決断した。
たつの市への移転後は、築100年を超える古民家をリノベーションし、2021年7月に靴工房を併設したショップ「Pionero」をオープンした。
「Pionero」はスペイン語で「開拓者」を意味する名称。既製の革靴販売だけでなく、靴の修理や靴磨き、革製品の製作など、靴職人として培った技術を生かしたサービスを展開していた。
たつのへの移転は、東京で長く続けてきた従来型の靴メーカーから、地域に根差した工房・ショップ型の事業へ転換する新たな挑戦でもあった。
近年は靴だけでなく、革素材そのものの販売や、革製品への加工請負にも事業を広げていた。
公式サイトでは牛革、羊革、豚革などを販売し、抜き型によるメダリオン加工、革小物へのカラーリングや経年風加工などにも対応。レザークラフトのワークショップや靴磨き講習も案内していた。
長年の製靴技術を基盤に、靴の製造・販売から革素材、加工、修理、体験型サービスまで事業領域を広げていたことがうかがえる。
パイオニアは2026年9月25日、神戸地裁龍野支部から破産手続き開始決定を受けた。
法人番号は5011801011122。事件番号は令和8年(フ)第37号。財産状況報告集会などは2027年1月22日に予定されている。
公式サイトやオンラインショップの案内はインターネット上に残っているが、破産開始決定後の「Pionero」の店舗・通販事業の営業状況については確認できていない。
負債額や直近の売上高、破産に至った具体的な経営状況についても現時点では確認できない。
| 法人名 | (株)パイオニア |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県たつの市 |
| 法人番号 | 5011801011122 |
| 創業 | 1963年 |
| 主要事業 | 婦人靴・紳士靴の製造販売、修理、革加工など |
| ブランド・店舗 | Pionero |
| 破産開始 | 2026年9月25日 |